４話「欲望感」 ページ4
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『あんた間違えて私の荷物持ってったでしょッ？！さっき荷物開けたらあんたの汚い下着に触っちゃたんだけど？！どうしてくれんのよ！！』
「俺はこーんな可愛いの触っちゃったけど？(ニヤッ」
男子部屋に入ってきた夢緒にそう言ってショーパンを見せる。
案の定夢緒は顔を真っ赤にさせた。
そうそう。俺の狙いはそれ。
その隙が無いところ。
久しぶりに見た夢緒の隙の無ささに俺は思わずニヤけがつく。
この表情昔の夢緒にもした記憶があるな。
あの時と全然顔変わんないよね。
あっ、別に可愛い、とかじゃなくて間抜けな顔、がだよ？
『！！！か、返せ変態ッ！』
「俺だって知らなくてやったんだし」
『やったって事はやっぱりわざって事となんでしょッ？！あんたの考えてる事なんかお見通しなんだから！！！』
俺の口出しにギャーギャー騒ぐ夢緒。
だからわざとじゃないっつてんのに。
いくら幼馴染みの夢緒でもそんな事見通せる訳ないよ。
そう言うと今度はじゃあ私がやったっていうの？！、と反論しだした。
荷物取り戻しに来たんだか、説教しに来たんだか......。
ある意味俺の方が大人じゃない......？
『とにかく！！私は荷物を取り返しに来たんだから、早く返してくんない？！』
そう言って俺の後ろにある自分の荷物を取ろうとする夢緒。
「ストップっ」
『は？何。』
そして何事も無かったかのように事を終えようとする夢緒の腕を掴んだ。
夢緒は一瞬驚いた顔をしたが、すぐに眉毛に皺がよって俺を睨んだ。
「単刀直入に聞くけど、クラス委員が合宿にこんなもん持ってきていいんだっけ？ましてや成績上位を誇る夢緒さんが？そんな訳ないよね？」
俺は夢緒の荷物に入っていた電動マッサージ機を本人に挑発しながら見せた。
『......！！！そ、それはッ......！』
はっ、と何かやらかしたかのように顔をぶわぁ、っと赤くさせる夢緒。
そんな夢緒の反応に理性がプツン、と切れる音。
そしてそれと同時に俺は夢緒を押し倒した。
『きゃっ！』
俺の攻撃的な行動に喘ぎ声をあげる夢緒。
へぇ、そんな声も出せるんだ。
夢緒の喘ぎ声を聞いてもっと口角が上がった俺。
昔だったらイジメたい、だったが、
イジりたい、に変わったこの変な感情のズレ。
世でいう、『欲望感』ってやつ？
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茜８９ - コメント返し遅れ、申し訳ございません汗。そう言っていただけて嬉しい限りです‼︎ (2022年11月26日 12時) (
レス) id: 725f8adbad (このIDを非表示/違反報告)
ポンコツ - マジ角名が告ったとき、めっちゃ泣いたんだけど〜?! (2021年11月20日 0時) (レス) @page46 id: e04e85245c (このIDを非表示/違反報告)
茜８９(プロフ) - ハイキュー！！さん» 復帰したんですね！良かったです。 (2021年5月23日 8時) (レス) id: 00b7920020 (このIDを非表示/違反報告)
ハイキュー！！ - 休止をやめました！←早い(笑) (2021年5月22日 23時) (レス) id: 19b8beddf0 (このIDを非表示/違反報告)
ハイキュー！！ - そうですね！私の場合は休みではありませんが…… (2021年5月15日 20時) (レス) id: 19b8beddf0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茜８９ | 作者ホームページ：http://Bunta20202
作成日時：2021年1月18日 22時
