【逆ハー】ロマネを弁償してもらってないんで、奴等を避けようにも避けられない〜第二章〜【名探偵コナン】

ロマネ41本並べまして ページ2

キッドと赤井さんから逃れて、急いで会場に戻る。



中森「えっ、ええっ、嘘だろ！？お嬢さん！だ、大丈夫ですか！？」

まさか自力で抜け出したのかと驚いている中森警部。
まあそれはそうか…


「ええ、ありがとうございます。私はこの通り大丈夫ですよ」

蘭&園子「「先輩ぃぃぃぃぃいいいいっ」」

「ぐべぶふぉっ」


可愛らしい二人をなんとも汚らしい声で受け止める。
流石に今回は心配かけすぎたかしら((


「ごめんね、私は大丈夫だ((園子「私ッ、キッド様×先輩を推します！！！」

「…ん？？」

園子「キッド様のことは大好きだけど、先輩のことも大好きで…！そして、今見てて思ったんです！先輩とキッド様のカップルとかやばくね？って！！」

「思わんでいいわ」


何もやばくねーしむしろ君の頭がやばいわ。

はぁ…と溜息を吐いていると、何やら猛突進してくるのが見える。
何がってその正体が奴である事は容易に想像できる。


コナン「まっっっじで心配したんだからなお前！！！？？？」

「うるせぇよてか私年上！！」



この小僧こそ、私達(人1)家が営むワインの店に置いている50年ものの“Romanée-Conti”を木端微塵に破壊した張本人である。


コナン「いっけね((…A姉ちゃん、心配したんだよ？？」

「急にあざとくなんなよキモいから」

コナン「ではどうしろと」

「さっさとロマネ弁償して帰れ」

コナン「寛大な心をお持ちのA様と園子様には深い感謝の気持ちを((「きもい」

てか、蘭ちゃんとか何も気付かないの本当に？？
絶対こいつぼろ出しまくってるだろwww


中森「大丈夫ですか？一応念の為に、事情聴取をさせて頂いても…？」

「かまいませんが、一瞬の出来事だったので鮮明には覚えてないですよ？」

中森「そりゃあそうか…。いや、彼奴が先程、こんなメッセージを残していったので気になってしまいましてね？」

「？どれどれ…？？」


『諦めきれぬ紅の宝石、必ずやまた頂きに参ります。次回は確実に貴女の心を頂戴する 怪盗キッド』


「きっしょ」

中森「oh…いえ、貴女のお心が無事だったなら良かった」

「あ、今のちょっとぐっときた」

中森「？では、我々はこれで！」

「はい、また何かあればよろしくお願いします」

中森「勿論ですとも！」


去っていく彼を見つめながら、一つ心配する。

…私は“知っている”から皆んなの過去も受け止められる。
それで心を開いてくれて、もしパートナーに意識が向かなくなったら…



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