【逆ハー】ロマネを弁償してもらってないんで、奴等を避けようにも避けられない〜第二章〜【名探偵コナン】

78本のロマネと破滅の影 ページ46

まずい、まずい本当にまずい！


「やばい、警察の人がいないから、私らが避難誘導しないと！」

コナン「ああ、しかし、奴らこんなに早くおっ始めるなんて聞いてねぇぞ！！？」

「もう私もタイミングとか分からなくて、ああだめだ、落ち着かないと！」


このホールにいる人は皆んな、指揮を執る者がいないせいでパニックになっている。

ああもう、何てことしてくれんのよ本当に！！！！！


風間「あの！展望エレベーターなら、非常電源で動きます！」

「皆さん！！落ち着いて下さい！！！！」


風間さんの言葉を聞き取り、なんとか場を沈める。

くっそー爆発するって分かっててなんでこんなに慌ててんのよ…！！！！


「今から私の言う通りに動いてください。じゃないと死にます、ここにいる全員」

客1「え、えぇ…」

「老人、女性、子供と男性の2組に分けたいんですが、展望エレベーターを何度も往復させるのは時間がかかります。だから、エレベーターには老人と子供だけ乗ってください！あと、先程見かけた赤ちゃん連れの女性が今ここにいません。と云うことは、下の階にいるかもしれないと云うことだから、エレベーターは余分に一人分乗れるようにしたいんです。風間さんのサポートの元、階段で降りる人はできるだけ早くB塔に移って下さい！」


客2「分かった！」

風間「よし、では階段で行く者は私に着いて来て下さい！！」



…待って



「そ、園子ちゃん！！！！」

園子「えっ、え、私っ！？」


しまった、忘れてた！！
階段で降りたらウォッカに見つかってしまう！！


蘭「そ、園子！？早く行くよ！？」

「蘭ちゃん！！すぐ追いつくから、小五郎さんと一緒に先に下へ行ってて！！！」

蘭「えっ、ええっ！！？」

「大丈夫！！！！！…私を信じて」

蘭「わっ、分かりました！じゃあ、二人とも後で会おうね！」

園子「えっ、ええっ！？」


当然ながら訳を理解していない園子ちゃんに少し待ってもらい、コナンとこれからの作戦を手短に話す。


「コナン、よく聞いて！」

コナン「な、何！？」

「組織は展望エレベーターに乗った哀ちゃん…今は園子ちゃんを撃つつもりだったけど、今は子供と老人しか乗せてないからそれはできなくなった。でも階段で降りると、B塔で待機しているウォッカに見つかってしまう。とすると、」

コナン「麻酔銃で気絶させて、救助ヘリを呼ぼうってことだな！？」

「いや、ヘリじゃないよ。今一台しか動かさなかったのは、このためだからね！」

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