【逆ハー】ロマネを弁償してもらってないんで、奴等を避けようにも避けられない〜第二章〜【名探偵コナン】

62本のロマネに口付けを ページ28

如月先生を送り出してからまた戻ろうと思ったその時。
私は大切な事を忘れていた。


ジン「おい、こんなところで何してる」

「エッ」


そうだったぁぁぁぁぁぁああああああああああああ！！！！！！！！
そうじゃん！！！黒すけ達来るんじゃん！！！！

なんで忘れてたの私のうっかりさん！！！！((


「友人とキャンプに行った帰りに寄ったんですよ。貴方方こそどうしてここに？」

ジン「仕事だ」

ウォッカ「…いつまでここにいるつもりですかい？」

「私は…なんか友達の父がここの社長と知り合いみたいで、オープンパーティに招待されたから行くつもりですが…」

ジン「参加はするな。今日が終われば帰れ」

「えっ…どうしてです？」

ジン「危険だからだ」

「えぇ…何かする気ですか」

ウォッカ「…すいやせん、まさか姐貴がいるとは思わず…」


なるほど計画を阻止してはくれないと()

つか、あのチョコレートのおじさんをぶっぱなすのが目的では…？？

…あれ？


あっ！！！そうだ哀ちゃん！！！！

でも、電話してないからここに来るって知られてない筈だけど…
なんで？？？？？？？？？？



「何する気なんです？」

ジン「裏切り者の始末…だな」

「男？それとも女？」

ジン「それを聞いてどうする」

「いやぁ、危険だったら嫌なんで、一応見張っておこうかなと。友達が傷付けられたら嫌だから」

ジン「…男だ。コンピュータに関わる仕事をしている。眼鏡のな」

「もしかして原さん？」

ジン「ああ。…もしかして会ったのか？」

「ええ、先程少しお話しましたよ」

ジン「…分かった。取り敢えずあいつに近付くなよ」

「はーい」


二人と別れた後、エレベーターに向かうと鬼の形相のコナン氏がずかずかと歩いてきた。



コナン「おめぇさっきのどう言うことだ！？」

「え、見てたの？」

コナン「ったりめぇだろ！？心配して見に来てみりゃ何仲良さげに話してんだよ！！どれ程危険か分かってんのか！？」

「ええ…ガチ怒り？」

コナン「ガチもクソもねぇ！いいか、これからは絶対ぇ俺の側から離れんなよ！」

「ええ…束縛系は嫌われるよ？」

コナン「うるせぇ！目ぇ離すとすぐにどっか行っちまうんだから…」

「おかんかよ」

コナン「うるせぇ！反省しろ！」

「へいへい」


でもぶっちゃけ人のこと言えないけどねあんたも()

その小さい手で腕を引かれ、エレベーターに乗せられる。


…原さんのことは諦めるしかない、かな。

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