芥川の件について。 ページ19
Aside
樋口さんは、電話を取り出して電話をした。
樋口「芥川先輩？予定通り捕らえました」
谷崎「芥川！？」
樋口「我が主の為、ここで死んで頂きます」
樋口さんは銃を構える。
絵になってるなぁ、美しい。
谷崎「こいつ…ポートマフィア…！」
避ける暇も無く銃弾が発射される。
谷崎くんは、撃たれなかった。
代わりに…
谷崎「…ナオミ？」
ナオミ「兄様………大丈…夫…？」
谷崎「ッ、ナオミ！！」
ナオミちゃんが血しぶきをあげて倒れる。
谷崎くんは、慌てて彼女を抱き止めた。
私の異能力で止める事もできたけど、
もう、１回物に使っちゃってるし、
ここで使って芥川くんに１発も入れられないのは拙い。
谷崎「し、止血帯！止血帯持ッてない！？いや違う、与謝野先生に見せなきゃァ…」
『谷崎さん』
谷崎「ン？」
私は手で、蝶の形を作る。
与謝野先生の髪飾りの形。
谷崎「！ うン、与謝野先生に見せるよ。敦くんとAちゃんは…？」
『さば！』
太宰さんも来るはずだから大丈夫、任せといて！
そう言う意味で、自分の胸をドンと叩く。
谷崎「ッ、分かッた。無事でいてね！」
そう言って走り出した谷崎くんが見えなくなった瞬間…
さっきまで彼がいた場所に、
黒い何かが刺さった。
芥川「死を慴れよ、殺しを慴れよ。死を望む者、等しく死に、望まるるが故に……」
…来たか。
芥川「お初にお目にかかる、僕は芥川。そこの小娘と同じ、卑しきポートマフィアの狗」
樋口「芥川先輩、ここは私１人でも……」
ﾍﾟｼｯ
芥川「人虎は生け捕りとの命、撃ち殺してどうする！この役立たずめ、下がっていろ！」
流石にさっきのビンタは痛いと思う。
めっちゃいい音した。
芥川「元より僕の目的は人虎と小娘のみだ」
『くらげ！？』
え、待って、
もしかして私にも懸賞金かかってるパターン？
芥川「…貴様、今何と言った？ふざけているのか？」
『いるか！』
首を横に振って、全力で否定する。
芥川「まぁいい。僕の羅生門は悪食、あらゆるモノを喰らう」
その声で、黒い刃が飛んで来た。
え、異能力は生物判定なのか？
いやでもアレ服…
まぁ仕方ない、命のため！
『 “ 動くな ” 』
ぴたりと、羅生門の動きが止まった。
、
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銀砂売り子 - 猫さん» えっ、ほんとだ間違ってる。ご指摘ありがとうございます！ (2022年8月13日 14時) (
レス) @page1 id: 106608bd1e (このIDを非表示/違反報告)
猫(プロフ) - いつも楽しく読まさせていただいてます。質問なんですが、元……の件について。のやつで、敦くんが70億なのは合ってるんですけど、主人公が90億って言われたあとに100億って書かれててどっちか分からなくなりました。 (2022年8月6日 14時) (レス) @page21 id: bbe9e35a2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：銀砂売り子 | 作成日時：2022年7月1日 18時
