愛が重い 5 ページ5
芥川さんが私に手を伸ばし、
私迄ほんの少しになった処で何処かで携帯電話が鳴った。
如何やら其の携帯電話の持ち主は芥川さんだった様で。
彼は舌打ちをして私に手を伸ばすのを止め、不満げな顔で懐から携帯電話を出して通話に出た。
暫く話し込んだ後通話を切ると芥川さんは私の手を取り、手の甲に口付けをした。
芥「少々仕事が入った故出掛けてくる。
すぐに戻ってくるが……大人しく待っていろ」
貴「………ッ……ぁ……」
恐怖からか声が出ない私は、代わりに小さく頷いて見せた。
芥川さんは満足そうに微笑み、私の手脚が枷と鎖に因って寝台に縛られているのを確認すると
黒外套を翻して部屋を出ていった。
芥川さんが部屋を出ていってすぐ、部屋には施錠された音が響いた。
私は強ばっている躰から力を抜く事が出来ず、膝を抱えて蹲った。
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くるみ - 竜のヤンデレヤバすぎます! (2018年1月18日 18時) (レス) id: 31ba52f844 (このIDを非表示/違反報告)
loveΣ(プロフ) - 黄昏さん» ヤンデレがお好きですか……! これからもう少しヤンデレ要素を加えていきたいと思います。 (2017年6月10日 10時) (レス) id: 063d99256d (このIDを非表示/違反報告)
黄昏 - ヤンデレ好きの私には最高な作品です!更新待ってます!頑張ってください (2017年6月9日 23時) (レス) id: 1cf210e7e0 (このIDを非表示/違反報告)
loveΣ(プロフ) - 白雪さん» 励みになりました。 有り難う御座います! (2017年6月9日 7時) (レス) id: 824a8b9bf6 (このIDを非表示/違反報告)
白雪 - 芥川って言う所が本当にもうきゅんきゅんしますっ!これからも頑張ってください!応援してます!! (2017年6月8日 21時) (レス) id: cc0947e4f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:loveΣ | 作成日時:2017年5月20日 8時