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歪んだ愛2 ページ2

私は今太宰さんに連れられ、高層ビルの最上階にあるおしゃれなレストランにいる。

見るからに高級そうで私みたいな庶民には縁のないはずのお店だ。

こんな場所には足を踏み入れた事がない為に少し緊張してしまう。

ふわふわのソファーは座り心地が良い。
長時間座っていてもお尻が痛くなりそうにはなく是非家にも欲しいものだ。

更には控えめなクラッシックが流れていてそれがよりお店の高級感をか持ち出している。

太宰さんはここのお店に来なれているのだろうか。慣れた様子でスイーツを注文し、深くソファーに腰をかけた。

するとすぐにお待たせ致しました、と珈琲と紅茶が運ばれて来て独特のいい香りが鼻腔をくすぐる。

後から苺のパフェや他にもケーキなど、苺尽くしのスイーツがテーブル一面を埋め尽くしとてもキラキラしていて美味しそうだ。

「好きなだけ食べたまえ。全てAちゃんの為に注文したものだ。甘いものは好きだろう?」

珈琲を優雅に口に運びながら太宰さんは微笑んだ。

こんなに頼んでもらっても良いのだろうかという疑問はあったが、スイーツの誘惑には勝てず私は片っ端から頂く事にした。

苺の酸味と控えめな生クリームの甘さが丁度良く、とても幸せな気持ちになる。


「美味しいかい?」

「はい、とっても美味しいです。完食しても大丈夫ですか?」

「勿論、遠慮なんてしなくても良いのだよ?」

お言葉に甘えて遠慮なく口に運ぶ。タダでこんなおいしいスイーツが食べられる機会なんてそうそうない、最高だ。

しかし、量が量である。それにお店の雰囲気からしてとても高そうで、値段が心配である。
いくら何でも食べ過ぎな自覚はあり、全額払って貰うにしても多少の罪悪感が芽生えた。

「念のために聞きますがお金は大丈夫ですか?流石に悪いですし私も払いますよ。」

「心配しなくても大丈夫だ。実は私はそれなりに稼いでいる為にお金に不自由はした事がないのだよ。」

1度は言ってみたい台詞。太宰さんがいうととても様になっている。
その言葉に安心し私は遠慮なく食べ続けた。

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設定タグ:文スト , 太宰治 , ポートマフィア   
作品ジャンル:アニメ
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零華 - 最高でした!太宰さんと中也さんがメッチャ好きなので、巡り合えてうれしかったです!更新待ってるので、できたらよろしくお願いします!応援してます! (2020年12月21日 17時) (レス) id: ff0d36277d (このIDを非表示/違反報告)
旧双黒推し - 更新待ってます(´TωT`) (2020年9月3日 19時) (レス) id: ec8ec8961f (このIDを非表示/違反報告)
エトセトラ - ゆっくりで良いので出来たらまた・・・! (2020年6月3日 12時) (レス) id: 348703d198 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - 完結を見たいです。急かす気はないです、楽しみに待ってます (2020年5月19日 17時) (レス) id: 0425a49796 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん - すっごい面白いです!この作品!!作者様のペースでいいので頑張ってくださいね! (2019年11月17日 22時) (レス) id: a353fd29dc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:涙夢 | 作成日時:2017年2月27日 23時

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