気まずいんだけど。 ページ25
．
放課後、amezonで最速便をしたおかげか、
山奥でも夕方までに鍋が届いた。
真希たちは五時前ぐらいに私の部屋に集合し、
材料の買い出しに行ってくれるらしい。
その間は私が部屋でお米炊いたり部屋にある
白菜切ったりする、という分担だ。
白菜をトン、トン、と切っていると、
寮の扉がノックされた。
さっき真希たちが行ったばかりだし、
なんか忘れ物したのかな？とドアを開ける。
乙「わ、Aちゃん久しぶり」
『ん、おかえり、んでお疲れさま。
真希たちさっき買い出し行ったから
しばらく暇だと思うけど、入って』
乙「ありがとう、ただいま。
じゃあ、お邪魔するね」
ふにゃ、とした笑顔で部屋に入り、
お土産ここ置いとくね、と言い紙袋を
お鍋置く予定のローテーブルの近くに置いた。
準備するから座って待ってて？と言うと、
僕も手伝うよ、とキッチンに来てくれた。
『えっと…じゃあ、お米炊いてくれる？』
乙「うん、分かった、任せて？」
そう言い、狭いキッチンで横並びで作業する。
キッチンが狭いのか憂太くんの肩幅が広いのか、
ピトリと肩と肩(っていうか腕)がくっつき、
服越しに憂太くんの体温を感じた。
……憂太くん、背高いな。
二週間会ってないせいか、大きさの感覚が掴めない。
こんなに背高かったっけ？私と25cmは差、あるでしょ。
…いや、私は別に身長低くないから！！平均だから！！
いらん事を考えながら白菜を切っていると、
白菜を切った音とは少し違う、ザク、という音が聞こえ、
指先に鈍痛が走る。
『あ、切っちゃった』
乙「え、大丈夫…！？
ぱっくりいってる……しょ、消毒だよね…！！」
『え？いや、憂太くんの反転＿＿＿＿＿
乙「えっと、どうしよ、消毒液どこだ…？？
えっと、ごめんね、Aちゃん」
パク。
え、パク？
憂太くんが消毒液を探して見つからなかった結果、
私の指を咥えた。
私は、私の指を咥えている本人の顔を見た。
真剣な顔で咥えていたが、
どんどん顔が赤くなっていく。
え、ポン骨くん、早く反転術式使ってよ、気まずいんだけど。
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1491人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きさらず(プロフ) - この作品好きです！続きが気になります…ところで、失礼を承知の上場違いなことを言わせていただくと、もしや訓練のときの夢主ちゃんの戦い方って暗殺教室元ネタだったりします…？ (7月7日 22時) (
レス) @page20 id: c6bfe7295e (このIDを非表示/違反報告)
k - 時々出てくるバカっ骨とかほんとに好きです😇更新待ってます〜！ (5月15日 21時) (レス) @page32 id: 5d2f3eba17 (このIDを非表示/違反報告)
文5(プロフ) - アキさん» アキ様、コメントありがとうございます！そこまで評価していただけるほどの作品が書けて光栄です☺️💕 (2022年10月16日 16時) (レス) id: e431f36e7b (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - もうほんと甘すぎてこんなにドキドキしながら読んだ夢小説久しぶりかもしれない…！最高すぎます🤦♀️💕💕 (2022年10月16日 1時) (レス) @page31 id: 011262e667 (このIDを非表示/違反報告)
たろ。(プロフ) - 乙骨くんも乙骨くんだけど夢主も夢主って感じする (2022年8月25日 16時) (レス) @page29 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：文5 | 作成日時：2022年8月13日 1時
