幼馴染と、呪い。【乙骨憂太】【呪術廻戦】

腹立つけど。 ページ14

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乙「想像以上に走るペース早くてびっくりしちゃった。






Aちゃん、すごいんだね」











ランニングが終わり、ゆっくりと


校舎へ向かう途中、憂太くんはずっと誉めてくる。






褒めてくれてるとは言っても、


さっさと寮に帰るためにいつもよりペースを上げてたため、


ゼェ、ハァ、言ってる私を、


全く息上がらずに褒めてくるもんだから


逆に腹が立ってくる。










……冥さんの言われたペース以上だったのに。


憂太くん、腹立つぐらいすごいな。腹立つけど。










乙骨憂太が高専にいることなんか


この界隈に居れば周知の事実。






里香ちゃんを解呪したことも知ってたし、


里香ちゃんがいなくなっても


すぐに特級になったことも知ってた。





……だって、冥さんが


めちゃくちゃ話題に出してくるんだもん。











返事をせずに、無言で階段を登っていっても


笑顔で着いてくる憂太くん。





やっと登り終え、校舎へ足を踏み入れると、


パンダと棘、そして真希が居た。





……待って、これめんどくさくなるくね？？










禪「おいおいおいおい、


昨日感動の再会したと思えば


朝イチにデートか？」










狗「すじこ、高菜。明太子？？」










パ「お熱い限りだぜ、


アーヤダヤダ、熱中症になっちゃうぜ。





なんだ？？？付き合ってんのか？？先に言えば良いのによ」










あ゛〜、ほら、知ってた。


このタイプはおちょくりにくるのを！！





三人は面白い物を見つけた、みたいな


悪いニヤニヤした顔をし、私と憂太くんを囲む。










『別に、ランニングの前にたまたま会って、


乙骨くんが着いてきただけだし。





あと、付き合ってない。


付き合ったら不倫じゃん。憂太くんに興味ないし』











そうバッサリ言うと、


真希と棘は憂太くんへ、振られてやんの〜と


おちょくりに行った。





それをあはは、と八の字に眉を下げて


ちょっと困り笑顔で対応する憂太くん。











ちょっと、憂太くんと目があった。





……みんな居るのにそんな目でこっち見ないでよ。










＿＿＿＿



気を抜いたらクソ甘っ骨先輩出てきそうです。

助けてください。

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