超特急家 (ページ23)

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晃一「やっぱみんなでワイワイするのは楽しいな！」

海「本当にそう思う。またみんなと暮らすことが出来てよかったよ」

稜雅「晃一は兄貴って感じしないけど弟、妹たちが元気でよかったよ」

晃一「なぁ稜雅！それどういう意味やねん！」

「「はははは」」

拓弥「昔はこれが当たり前だと思ってたけどそうじゃなかったんだな。これからは離れることなくこれが当たり前にしていこう」

祐基「本当だよ。もう絶対に離れたくない！こんなに楽しい毎日、大好きな徳島でも味わえてなかったよ！」

佑亮「僕はみんなとお別れするって聞いた時、これが最後か…って思ってたんだ。だから毎日泣いては拓弥に慰めてもらってたよ。」

拓弥「本当に毎日泣くんだよ、手のかかる弟だ笑」

佑亮「ごめん。でもあの時が最後じゃなくてよかったって今、心の底から思えるよ」

太陽「確かにあの日から俺は心を閉ざしがちになってた。なんでも心の底から笑えなくて。笑ってたらお父さんとお母さんに悪いなって思うようになったんや。」

太陽は幼いながらにそんな事考えてたんだ…

「「…」」

太陽「でもまたみんなと会えて、しかも暮らすこともできて。今日なんかA達が俺に笑うことも必要だよ。太陽の笑顔でお父さんとお母さんも喜んでくれるって言ってくれて。今までの考えは間違いやったって気付かせてくれた。」

「太陽…」

太陽「だからみんなには感謝してる。ありがとう、ほんまにありがとう」

「こちらこそだよ。また私と暮らしてくれてありがとう。もう離れたくないよ。最高の兄弟なのに」

拓弥「そんなこと言っていちばんに結婚してこの家を出ていくんじゃない？」

「そんなこと！結婚するような相手は生憎いませんのでー！」

拓弥「…どうだか」

「そ、そういうたくちゃんの方が彼女とかいるんじゃないの？！女遊びもほどほどにしなよ！」

拓弥「してねぇから！」

「…どうだか」

晃一「さすがAと拓弥やな！昔はずっといっしょやったもんな！」

「もう！そういう昔話はいいから！」

拓弥「たくちゃんだいすき！けっこんして！ってずっとうるさかったもんな」

なんて、目をぱちぱちさせて昔のわたしの真似だろうか

「それはもうずーっと前のことだから！」

もう最悪だ…恥ずかしい！