普段冷たい性格不器用くん。 (ページ9)

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１年生の見学授業の段ページ9

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留三郎「此処、です。伊作ー、居るかー?」

と、穴の中を覗くガキンチョ。

名前教えて貰ったけど忘れた。なんだっけ.........

『はぁ.........よいしょ、』

留三郎「!!?大丈夫ですか?」

『おい、ガキ。俺の背中乗れ。』

伊作「有り難う、御座います...!!」

『っと.........怪我は?』

伊作「掠り傷だけ.........です」

『そ。......痛いか?』

伊作「はい............」

マジかよ。医務室連れて行かなきゃじゃん、面倒......

別に痛く無いんだったら連れて行かないんだけどさ。痛いって言うから...

それに保険委員長に怒られる。俺が。

『おい、お前。』

留三郎「は、はいｯｯ!!!」

『校庭に戻って、コイツの事アイツらに説明しろ。俺はコイツ医務室に連れてく』

留三郎「分かりました.........」

『...心配なら、伝えた後に医務室行けば良いだろ。それ位考えろ』

留三郎「、!!はい...」

事情説明したら保険委員長と委員長に怒られるな、俺。

今のうちに沢山自由に過ごして行こ。俺はまだ死にたくない。

...にしても、俺結構分かりやすい所に落とし穴掘ったろ。なのに落ちるとか............

コイツも不運かよ、面倒臭ぇ.........

『失礼しまーす』

保険委員長「Aじゃん。何怪我したの?」

『いや、ガキが...』

保険委員長「Aが遂に下級生と関わりを...!!!」

『取り敢えず、痛いらしい』

伊作「えっと.........落とし穴に落ちて、そしたら擦りむいちゃって......」

保険委員長「大丈夫ー?って、落とし穴.........元凶お前かよ」

『結構分かりやすい所に掘ったんですけどねー』

保険委員長「この事はお前んとこの委員長に報告させて貰います」

『覚悟は出来てるんで、お好きにどーぞ』

はぁ...医務室今年は来るつもり無かったんだけど......来てしまったもんはしょーがない。

医務室の臭いって独特で嫌なんだよね。色んな薬の臭いが混ざってさぁ.........

だから来たくなかったんだよ。