新学年の段 ページ3
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柊羽「おっはよー!!!」
『はよ入れ。邪魔』
柊羽「相変わらず冷たいなー」
『あれ減ってない』
ー「だよな。い組なのに誰も辞めて無いんだぜ?」
ー「奇跡だな笑」
毎年減っていたい組だが今年は珍しく誰も欠けずに居る。
マジの奇跡じゃん。俺どうせ今回も結構減るんだろうなぁ、って思ってた。
『先生誰だろうな』
柊羽「えー、実技山田先生が良いな」
『俺、安藤以外だったら誰でも良い』
ー「それは皆そうだろ笑」
ー「安藤先生だけは嫌だなぁ。あの親父ギャグ寒いもん」
『空気が凍る』
安藤来た瞬間俺直ぐ授業サボるから。
よくい組はプライドが高いって言われるけど俺はそんなんでも無い。
だから普通に授業遅れて入るし実技もサボる。
たまに「よくい組なれたな」って言われる。俺もそう思う。
柊羽「後、新しい先生とか入んのかな」
『さぁ?どうで良い』
ー「い組は減ってないね」
柊羽「おう!!ろ組は?」
ー「3人減った」
『案外減ったな』
ー「そうなんだよねー。」
ー「お、い組減って無いんだ!!良いなぁ」
柊羽「は組は?結構減った感じ?」
ー「5人減った」
『うわ.........減りすぎだろ。』
柊羽「まぁ、でも5人のうち3人は減って当然じゃね?」
『ま、そうだな』
は組の5人のうち3人は1年生...つまり今の2年生を虐めてたんだよ。
しかも俺ら全員が入ってる委員会の後輩をな。
此だからバカは。ホント、だからは組なんだよ。
ー「そろそろ戻るわ」
ー「俺もー」
ー「皆戻るんだったら僕もぉ」
...案外俺の同級生って雰囲気バラバラだよな。
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作者名:霧-fog- | 作成日時:2024年2月17日 18時