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簪選びの段 ページ14












仙蔵「開けて良いですか...?」



作法委員長「良いに決まってるでしょ笑仙蔵の物なんだから」



仙蔵「わぁ...!!!綺麗...」






A先輩に貰った簪は、紫で藤の花と薔薇の簪。とても綺麗だった。




こんな物自分が貰って良いのだろうか。お返しも何も出来ないのに。






ー「藤の花言葉は分かるんですけど、薔薇の花言葉って何でしたっけ」



作法委員長「薔薇の花言葉は"誇り"」



仙蔵「誇り...」



作法委員長「そして、藤の花の花言葉は"歓迎"」



仙蔵「!!」



ー「本当、分かりづらいですねA先輩は笑」






本当に分かりづらい先輩だ。






ー「花言葉に詳しい人しか分かんねぇよな笑」



作法委員長「Aは所謂ツンデレって奴だね」



仙蔵「ツンデレ...」



作法委員長「うん。心の中とは反対の事を言っちゃう事。Aにピッタリじゃない?」



仙蔵「確かに...」



作法委員長「さ、今日の委員会は此処まで。」






「「「有り難う御座いました」」」






部屋へ戻ると机に置き手紙が。




大事に使えよ。




と、一言、ぶっきらぼうな字で書いてあった。






仙蔵「笑、」






思わず笑ってしまった。本当に不器用な先輩だ。




_______________




__________




_______________


作法委員長「ん?」




何時もの礼です。


白羽A





本当分かりづらい後輩で不器用だなぁ



直接言ってくれれば良いのに。

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作者名:霧-fog- | 作成日時:2024年2月17日 18時

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