僕のルーティン。 ページ12
…
定時に上がることができた僕は、真っ先にカフェへと向かう。これも、いつものルーティン。
定時に上がっているから、本当は真っ先に家に帰りたいんだけど、Aは仕事優先な男が好きなわけで。
定時で真っ先に帰ったらきっとAは嫌な顔するに決まってる。そんなの耐えられないからカフェで時間を潰してるんだ。
…
JK「…ふぅ。」
コーヒーとケーキのセットを頼んで一息つく。
ねぇA。僕ね意外とケーキとか普通に食べるんだよ。
ぼぉーっとそんなことを考えながらケーキをむさぼり食べていたら
ふと、僕の前の席が目についた。僕の席は2人席で、僕は1人だから前の席には荷物を置いているんだけど…
“『ジョングク、これも美味しいよ』"
…こんな会話Aとしたいなぁ。2人でケーキ半分こしあって、これ美味しいねって言い合って。
そんなふうに思うけど、僕の目の前に鎮座するのはAじゃなくて僕の想いのこもったプレゼントだけ。
そこに僕の求める愛しい姿はなくて。
思わず虚無を見つめてしまう。どれだけ求めても求めても、虚しい気持ちだけが残ってしまう。
JK「帰らなきゃ、」
思い立ったが吉日だぜ！！ジョングク！！
僕は急いで席を立つ。お金も急ぎすぎで多めに渡してしまったけどまぁいい。そんなことよりも、何よりも。
今日こそ伝えよう。
"A…僕ねAのこと大好きだよ。大好きで大好きで仕方なくて。でもAの理想の男になるために我慢してたんだ"
って。もう我慢はしない。仕方ないなんて言わない。
がんばれ！！ジョングク！！
って自分をいつの日かみたいに鼓舞しながら、部屋に帰ったんだけど…
そこにAは居なかった。
やっぱり、慣れないことはするもんじゃないんだ。
だけど…だけどさ…
JK「…うぅ…A…」
悲しくて、苦しくて。
涙が思わず溢れてしまったのは許してほしい。
ごめんねA。理想の男になるから。だからさ
JK「…捨てないで…うぅ…」
結局Aは夜中に帰ってきた。
本当は、こんな時間まで何してたの？危ないじゃん。って言いたいけど僕は言えない。
僕は、"理想の男"に縛られてしまっているみたいだ。
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アフロの帝王(プロフ) - GVさん» コメントありがとうございます😭そう言ってもらえてすごく嬉しい限りです😇次回作もお楽しみに！！ (2021年12月11日 11時) (
レス) id: f7125d94e0 (このIDを非表示/違反報告)
GV(プロフ) - 前半部分で少し切なくなっていたはずなのに後半の怒涛の勢いとJKの変わりように少し笑っちゃいました！ふふ♡冷徹JKもいいけどゲロ甘JK可愛いです！！次の作品も楽しみにしてます！！│˶˙ᵕ˙˶)꜆ (2021年12月11日 3時) (レス) @page20 id: b6bfbbde63 (このIDを非表示/違反報告)
アフロの帝王(プロフ) - Mi Saさん» コメントありがとうございます😭楽しんでもらえて嬉しい限りです😇 (2021年11月19日 17時) (レス) id: f7125d94e0 (このIDを非表示/違反報告)
Mi Sa(プロフ) - ちょっと待って。すごいすれ違い〜！悲しィィ(´；ω；｀)続き楽しみにしてます！頑張って下さい☆ (2021年11月19日 8時) (レス) @page11 id: e0dcf69d23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アフロの帝王 | 作成日時：2021年11月15日 21時
