彼女の日記、彼女の笑顔。【白布賢二郎】 (ページ8) - 小説/夢小説

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彼女の笑顔。08 ページ8

。*

｢はい、そうです。｣

知ってるんですか。

そう聞こうとしたところで、アイツの母親は苦笑した。

｢やっぱりそうなのね。

　いきなりごめんなさい。驚いたわよね。

　根拠はないんだけど、なんとなくそうかなって。｣

そう言って、朗らかな笑みを浮かべたアイツの母親。

表情が豊かなのも、彼女にそっくりだった。

｢あの子ったら、よくあなたの話をしてたのよ。

　白布賢二郎っていうんだよ。

　無愛想て冷たいけど、人一倍努力する人なのって。

　私の大切な人なの、って。｣

君は、やっぱりずるい。

。*

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作者名：雪飴* | 作成日時：2017年2月27日 17時