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彼女の笑顔。17 ページ17

。*






息をついたあと、ゆっくりと目を開く。






知らぬ間に、頬に温かいものが伝っていた。







あのな。






お前に聞きたいこと、本当はもうひとつあるんだ。






まぁ、聞かないでおくけどさ。









『なんで、別れようなんて言ったんだ。』









「...ありがとうございました。俺はこれで。」






そう言って立ち上がろうとすると、彼女の母親に引き留められた。






「あなたに渡したい物があるの。






 娘が、自分が死んだときにあなたに渡して欲しいって。」





。*

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作者名:雪飴* | 作成日時:2017年2月27日 17時

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