60 ある日のデート【リクエスト（なんか違う）】 ページ24
A.M 11:16 Aの家
満「……A」
『んー…』
満「今日デートの予定だったはずだが…なんでまだ寝てんだよ」
満は待ち合わせ時間になっても中々来ないAを迎えに来たところ、まだ寝ている彼女を発見していた。幸せそうに寝ているというのに申し訳ないけれど、頬を軽く叩いて起こす。
『…んぅ？……ぅん…ハムスターの餌やりしなきゃだね〜』
満「ハムスター飼ってたのか？初耳だな」
Aは随分と寝惚けているようだ。
『豚肉…』
満「ハムスター肉食なのかよ…顔洗ってこい」
『はぁい……』
Aはフラフラと顔を洗いに行った。
満「おい、そこキッチンだぞ」
『え？あ、ホントだ…えっと、洗面所は…』
満「なんで食器棚開けるんだよ……あー、くそっ今日寝ぼけすぎだろ！」
満は呆れてAを抱えて洗面所に向かう。
『……(ｽﾔｧ)』
満「寝んな！」
P.M 0:23 デパート
『ごめんね…せっかくのデートだったのに……』
満「しつけえな…俺はいいもん見れたし、そんな気にすんなって…ほら、クレープ食うだろ？」
『食べる……』
デートに寝坊した上に寝顔と謎の言動を恋人に見られて、申し訳なさと恥ずかしさでテンションだだ下がりで満の手を握っているAをその場に残して、満は目の前のクレープ屋に向かう。
満「チョコバナナでよかったか？」
『うん、ありがとう…いただきます』
満「…いただきます」
『………』
満「……」
満「『俺(満くん)が作ったほうがうまい(美味しい)』」
満とAは顔を見合わせてクスクスと笑った。
P.M 3:31 雑貨店
『このぬいぐるみ可愛いね』
満「…そうだな」
『満くんに似てて、可愛い』
満「………そうか？」
Aは棚の中央に飾られているクマのぬいぐるみを抱きしめて満に見せた。クマのぬいぐるみは暗い赤の布地に鮮やかな赤い瞳という赤づくしである。まあ買わないけれど…ごめんね、とクマに言ってAはぬいぐるみを元の場所に戻した。
満「……」
61 ある日のデート2【リクエスト（なんか違う）】→←なかがき
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 181人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミツノ(プロフ) - ジンジャエールさん» ありがとう御座います！最近、番長くんがいっぱい更新されるのでわっくわくです！こちらもやる気になりますね！可愛いだなんてそんな…ただ二人の空気が常春なだけなんじゃないかって気がします…笑でも、可愛いって言っていただけて嬉しいです！ありがとう御座います！ (2021年8月21日 22時) (
レス) id: 6e7852443a (このIDを非表示/違反報告)
ジンジャエール(プロフ) - 好きです……ミツノさんの子可愛すぎませんか……？めちゃくちゃ可愛いですめちゃくちゃ好きです…。それに対する不良くんまでもが可愛くてしょうがないです…… (2021年8月21日 22時) (レス) id: 312345e99c (このIDを非表示/違反報告)
ミツノ(プロフ) - 彰子さん» 初リクエスト！ありがとうございます！一線超えたお話ですか…面白いですね！いいと思います！二人の初夜(?)のお話、書かせていただきますね！色気が出せるように頑張りますので、お待ちください！ (2021年8月16日 23時) (レス) id: 6e7852443a (このIDを非表示/違反報告)
彰子 - 初リクエスト失礼します、二人が一線越えたお話を読んでみたいな、なんて…。一考していただけましたら幸いです (2021年8月16日 23時) (レス) id: 88a033b3be (このIDを非表示/違反報告)
ミツノ(プロフ) - 穂波さん» それは良かったです！皆さんの癒やしになれるよう、これからも頑張りますね！ (2021年7月7日 20時) (レス) id: 6e7852443a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミツノ | 作成日時：2021年6月2日 10時
