Beautiful blue sky 【Alan & you】 (ページ38)

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scene 36 ページ38

やっとマンションにたどり着いて

エレベーターに乗った。

亜嵐「え、まだ泣いてたの！？？

もう、一生分泣いたんじゃない？笑」

『こんなに泣いたのいつぶりかわかんない。』

亜嵐「子供みたいだね、いつも大人っぽいのに笑」

『泣かせたの亜嵐くんやん。』

ずっとケラケラ笑う亜嵐くん。

でも、彼は私になんで泣いたの？なんて聞かなかった。

ただ私の顔を見てなぜかニコニコしてる。

『なんでニコニコしてんの？』

亜嵐「泣き顔見ることなんて多分もうないんだろうなと思って笑」

『イジワル。』

そういってまた子供のようにふてくされてみた。

すると彼は私が本気で怒ったと思ったみたいで

亜嵐「え、まじで怒ってる？

ごめん。そんなつもりじゃなかった。。」

もうちょっとむすっとしててやろう笑

なんてずっとむすってしながら無視してみた。ちょっとかわいそうだけど

私は軽い仕返しのつもりだった。

ただの軽い仕返しだったのに。

亜嵐「…………………………。」

ほ、本気で落ち込み始めちゃった！！！

『怒ってないよ？』

亜嵐「、、、ほんとに？、、、」

『ごめん、ちょっと仕返ししてみただけだよ。』

それでもまだなぜかむすっとする亜嵐くん。

そこで8階についた。

『亜嵐くん、着いたよ？』

亜嵐「ん。」

そう言ってなぜか私の手を握って

自分の家に向かおうとしている！？？

よ、酔ってんのかな？！

『亜嵐くん、私の部屋そっちじゃないよ！！

ちょっと！？亜嵐くん！？

わっ！！！』

気づいた時には亜嵐くんの腕の中。

耳をすませば彼の心拍も聞こえる。

そんな距離感。