Beautiful blue sky 【Alan & you】 (ページ36)

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scene 34 ページ36

怖くて震えが止まらない。

怖いから後ろを振り向けなくて目をつむって下を向いていた。

亜嵐「やっぱ怖いんじゃん、、、震えてる」

目を開けるとそこには亜嵐くんがいた。

よく見ると彼の髪はびしょ濡れで、服も濡れている。

『傘はどうしたの！？？』

亜嵐「そんなの考えてる余裕なかった。

だって、すげぇ帰り遅いんだもん！！

向かってる途中何度も電話したのに出ないし！

誰かに襲われてたらって思って必死だった。」

『ご、ごめん。

荷物重くてゆっくり歩いてたの。』

亜嵐「持つよ、それ。貸して？」

『あ、ありがとう。

傘入って、風邪ひいちゃうよ？』

亜嵐「もう手遅れだわ笑
ビショビショ…

でもありがとう。」

そういいながら彼は傘に入った。

しばらくすると

亜嵐「ハックション！

さみっ。」

『え、大丈夫！？！

ひまりに家の暖房つけるように言っとこうか！？』

亜嵐「いや、今6月だからね？笑」

『そ、そっか。

あ、ならお風呂貸そうか！？』

亜嵐「俺ん家隣じゃん。笑

てか、なんでさっきからそんな気を使うのに必死なの？いいのに別に笑」

『だって風邪引いて欲しくないから！！

私みたいな一般人が亜嵐くんに助けてもらって、しかもそのせいで風邪引かせちゃいましたなんてもう申し訳なさすぎる！！』

それもあるけど、、、

あなたに気を使ってしまうのは

きっとあなたのことが好きだから。