Beautiful blue sky 【Alan & you】 (ページ21)

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scene 20 ページ21

魔法の時間が過ぎるのは早く、もう家に着いてしまった。

彼は帰り道、私の手を引いてはいたものの話しかけることはなくて、ずっと無言だった。

それでも、魔法の時だから

楽しくて嬉しくて、、、

それはマンションのエレベーターでも同じこと。

でも、なんか、、

緊張する。

エレベーターの中だけ少し長く感じたけど、それは気のせいで

彼といる時はやっぱり流れる時のスピードは速く感じて

あっという間に部屋までついた。

『あ、さっきあの映画観たいって言ってたよね？
今から持ってこようか？？』

亜嵐「まじ！？やったぁ！

てか記憶あったんだね？笑」

『さすがにそこまで酔ってないよ』

そう言って私は部屋に駆け込んでDVDを探しにいくと、なんだかリビングが騒がしい。

ひまり「きゃーーーー！！！！」

『大丈夫！？ひまり！？？？』

そう言って急いで行くと、、、

ひまり「め、めっちゃかっこよくない！？？？」

は？

ひまりの指差す方向には

何かのアーティストのライブ映像。

ひまり「やっぱGENEかっこよすぎる！！やばい！！！」

『もぅ、びっくりしたじゃ、、！？？？』

ひまり「姉ちゃんどうかした？？」

私は頭を金槌で殴られたような衝撃を受けた。

だって、、

うちのテレビの画面に亜嵐くんがいる！？？？