Beautiful blue sky 【Alan & you】 (ページ20)

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scene 19 ページ20

Aside

亜嵐くん呼びが慣れないくらいで

彼と話すのはすごく楽しい。

なぜか笑ってしまう。
あ、別にバカにはしてない！！

彼の話が面白くて。

つい楽しくて酔いが少しまわってきて関西弁が時折出てしまう。

あと映画の趣味がすごく合うから話が弾んだ

亜嵐「俺それ見たかったんだけど見れてないんだよね～」

『あ、それならうちあるよ？DVD貸そうか？』

亜嵐「まじで！？借りる借りる！！
ってか、また関西弁出てる♡」

さっきから私の口から関西弁が出るたびになぜか彼はこういうのだ。

語尾のハートは気のせいだろうか。

とりあえず、ベロベロになって帰れなくなる前に私たちは帰ることにした。

正直、人と飲んでここまでなることはない。

そこそこ頭がクラクラしてる。

亜嵐「大丈夫！？」

『ん。まぁなんとか。。』

そう言って、頑張って歩こうとすると、、

今日やった私の行動が裏目に出た。

そう私は今日オシャレを頑張って、普段は履きもしないヒールを履いているのだ。

コツッ、、

『わぁぁ！！』

ドサッ。

亜嵐「大丈夫じゃないじゃん笑」

そう言いながら彼は私をこかさないように腰を支えてくれていた。

私は頭が真っ白だった。

だって、あの綺麗な顔が私の顔の目の前にあるんだから！！

そこで私は酔いが覚めた。

『ご、ごめんなさいっ！！』

亜嵐「いーよいーよ笑
歩けそう？？」

『うん、今覚めた。』

亜嵐「そりゃよかった。

でも、危ないから、ねっ？」

そう言って彼は私の手を握って前を歩いていく。

彼の手はあったかくてなんだか落ち着いた。

ただの街の灯りは、今の私にはキラキラのイルミネーションにさえ見えた。

彼といると、いつもの景色に綺麗な魔法がかかる。