Beautiful blue sky 【Alan & you】 (ページ2)

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scene 1 ページ2

社会人になってあともう少しで1年が経とうとする。

大阪出身の私からすると東京の２月は少し寒い。

スンとした寒さで目が覚め、ぬくぬくとした布団から出て、コーヒーを入れた。

その間にキッチリ着替えて
あったかいコーヒーを飲んで体を温めて出勤した。

今日はすごく綺麗に青空が広がっていて、

その空からは小さな小さな粒のみぞれが降っている

それが太陽の光で照らされて

まるでダイヤが降っているみたいな

キラキラとした青空だった。

思わず見惚れてしまってしばらく眺めていたら

どんっっ、

『わっ、すみません。』

？「いや、ぶつかった俺が悪いんで！

ほんとすみません！！」

『私も空見てぼーっとしてたので！！そんな謝らないでくださいっっ』

?「空、、、？」

そう言って2人で空を見上げた

『「綺麗…」』

『ですよね笑』

?「あぁ、みぞれがなんかダイヤみたいで、

この風の冷たさもすごく心地いい…

って、俺遅刻寸前だった！！！！

すみません、それじゃあ！」

『わっ、足止めしてしまってすみません！

お仕事頑張ってください！』

そういうと彼はニコッと笑いながらぺこっと頭を下げて走って行った。

「綺麗…」

そう呟く彼の姿は

その青空と同じくらい

いや、それ以上に綺麗で

頭からなぜか離れなかった。

この彼があの白濱亜嵐であると知るのは

まだまだ先のお話…