好きすぎて忙しい。【Bs39】

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39「仲直り、必要やった」


39「仲直りしよう？」


39「俺、Aちゃんと仲良くしたい。今までよりもっと」


「私も仲良くしたい。寂しかった、、」



泣きたくないと思ってずっと堪えていたのに涙がじわっと瞳に溜まる。



39「そやんな、ごめん」


「私こそごめん」



お互いに今まで謝れなかった分を取り返すように謝りあった。



31「それ何回やる気なん」


53「さっきから2人ともごめんしか言ってない」


「「あっ、、」」



私と陵真くんは見つめあってにやっと笑い合う。
陵真くんと笑い会えたのなんていつぶりだろう。




39「握手、せーへん？ 仲直りの」




さっきまでのこちらの様子を伺うような声とは違っていつも通りのはきはきした声で話す陵真くん。



「うん！する！」



笑って私もはきはきした声を意識して返事をした。


2人で机を挟んで握手をする。
大阪の冬はとても寒くて、私の手は冷たいけれど、陵真くんの手はあったかい。
陵真くんの性格みたいに、あったかい。



39「なんか照れるな、笑」


「そやなあ」



照れて顔に熱が集まる感じがする。
すると、太田さんに肘でこつん、とつつかれた。



31「なんなんお前ら笑」


31「仲直りしたと思ったら距離感バグやん」


「そうですか？」


31「自覚ないん怖いわ」



口ではそう言うがほっとした表情を見せる太田さん。



「ありがとうございます」


感謝の言葉を口にすると肩をぽんと叩かれた。

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