第9話 お兄さんside ページ12
?「(人1)っ!おっはよう!」
(人1)「朝からうっせーよ。限莉」
限莉「何だよ、冷てぇなぁ。何?妹とダイナミックケンカしたか?」
(人1)「ケンカしてねーよ。何だよ、ダイナミックって」
限莉「ほぅ。ダイナミックなケンカしたんじゃないの?頬に、絆創膏ついてますよ」
しまった。昨日Aに、ハサミで切られたんだった。ずっと忘れてた…。
限莉「おや、図星?」
(人1)「……い、言わねーよ、そんなん」
限莉「お前も案外、子供だよなw」
(人1)「んなっ!?」
限莉「普段は毒舌だけどさ。隠し事とかド下手くそだし。……上手く言えねーが、毒舌なツンデレって感じ?」
こいつは洞察力が鋭いっつーか、何つーか。
将来は人間観察が必要になる職業が合うと思う
(人1)「ツ、ツンデレ…?」
今まで生きてきてツンデレ発言は初めてだ。
限莉「ほら、お前何か言ってみ?ほらh((殴」
(人1)「いい加減にしろ」
限莉「でもよ?お前、妹好きか?」
刹那、その言葉が理解できなかった。
(人1)「……は?」
限莉「いや、家族としてだよ」
(人1)「……家族として…か。微妙かな」
限莉「へー。意地張ったりしてねーよな?」
(人1)「張ってねーよ、バカ」
張ってないと信じたい。
これは本音だ。
偽りじゃない。
・
・
・
だけど、何か違う。
「嫌い」でもないし、「好き」でもないから
「微妙」なんじゃないのか?
わからない。
自分の気持ちがわからない。
数式や言葉とか、
誰かに聞けば分かるような
そんな簡単な心じゃ無かったらしい。
俺の心は。
A「おい、そこのクソ兄貴!」
限莉「妹来てるぞ、クソ兄貴くん」
(人1)「黙れ。しばくぞ」
限莉「こえーお兄様だw」
(人1)「で、何の用だよ」
A「頼むからよー、これどーにかしてくれ」
目の前のクソ妹から差し出されたのは
・
・
・
・
何の変哲もない手紙。
宛先は俺宛。
・
・
・
・
(人1)「何だよコレ?」
・
・
・
・
A「お前宛のラブレターじゃ(怒)」
キレ気味に言われてもな…。
ラッキーアイテム
革ベルト
23人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆぅ。(プロフ) - めっちゃくちゃ面白かったです!!!ギャグもありながらも、兄弟の関係にすっごい読んでてドキドキしました!!!続編も絶対読みます!!!次回作楽しみにしています** (2013年8月7日 11時) (レス) id: 26cde87091 (このIDを非表示/違反報告)
希鏡(プロフ) - とっても面白かったです!! (2013年8月4日 9時) (レス) id: cf778d5f3d (このIDを非表示/違反報告)
麻宵(プロフ) - 莉緒さん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2012年11月27日 19時) (レス) id: 44685b961f (このIDを非表示/違反報告)
莉緒(プロフ) - 凄く面白いです!!続編も見ます!! (2012年11月25日 16時) (レス) id: b0b331756d (このIDを非表示/違反報告)
麻宵(プロフ) - 菊愛さん» 見てくれたんですね!ありがとうございます!!!更新、頑張ります! (2012年11月25日 11時) (レス) id: 44685b961f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ