四話 ページ6
そこから少し年月が流れて、
俺達が6才になったころ、天馬は子役になった。
天馬は子役になってからすぐにTVで引っ張りだこになって、
ついに 天才子供役者 なんて呼ばれるようになった
それだけ有名になったから小学校に来る日数もかなり少なくなった。
でも、少しの休みでも入ると俺の家に遊びに来てくれてたり、
演技なんて全然分からない俺に、アドバイスくれ!!と言ってきてくれたり、
俺は自分で、天馬は世間一般でいう 親友 というものでいいのかな、と勝手に浮かれたりもした。
でも、天馬が役者になって、変わったことがあった。
やっぱり、天馬が子役っていうのもあるし、
普通にかっこいいっていうのもあるから
天馬はとてもモテた。
天馬が学校に来た日、呼び出しされた事がないぐらいモテていて、
また、天馬が学校に来ない日は、俺が天馬と仲がいいから
天馬宛のラブレターを俺が受け取ることも多い。
でも、
何故か呼び出しをされている天馬を見たり、
天馬宛のラブレターを貰ったりするとき、
何故か胸がとても痛くて
何故かとても泣きそうになって
俺もモテたい!という思いからっていうことにしても、
何故かピンとこないし
こんなこと前世で一度もなかったから、
とても怖くて、それでまた泣きそうになって
誰かに相談したいって思っても
天馬ぐらいしか出来る人がいなくて、
でも、何故か相談しちゃいけない気がして
この気持ちは何なのか
結局分からないまま年月が流れていって、
ついに中学生になった。
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おれんじ(プロフ) - 瑠音さん» ありがとうございます!更新は凄い不定期ですが頑張っていくのでこれからもよろしくお願いします! (2017年8月17日 22時) (レス) id: 416e989416 (このIDを非表示/違反報告)
瑠音 - この作品好きです!天馬くん可愛すぎかぁ…!これからも更新無理せず頑張ってください♪ (2017年8月15日 1時) (レス) id: 378d6e79f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おれんじ | 作成日時:2017年7月14日 16時