二十四話 ページ26
至「…は？」
真澄「天馬に好きって言ってるとこ、ちゃんと見た。
それに、天馬が相談してきたってその事でしょ。咲也」
動揺して声が出ない
至が天馬を…？
咲也「え！？
…あ、うん。そうだけど…真澄くんも知ってたんだ…」
は？
冗談じゃないのかよ…
それからの会話は全く聞こえなくて
「確かに至さんは俺よりずっとずっとかっこいいし、収入も安定してるし
車も運転出来るし、全然勝てるとことかないよ！
ないけど…
俺の方が、天馬の事、ずっとずっと好き！！
絶対至さんより俺の方が天馬の事たくさん知ってるし、
俺の方が好きだった時間も長いし、
俺以外に…
天馬のこと…渡したくない…！」
気づいたらこんなことがむしゃらに叫んでた
こんな事言われたって困るだけだと思う
皆驚いた顔してるし
はぁ…俺こんなんで天馬のこと友達として見れるようになんのかな
てか冷静に考えてそこら辺の変な女に天馬取られるより
至さんと付き合ってくれた方が全然いいじゃん
ほんと何言ってるだ俺…
と羞恥心が芽生えてきたとき
至「…って言ってるけど、いい加減出てきたら？
天馬」
…は？
いや、何言ってんの至さん
今天馬いないよ？出掛けたばっかじゃん
と困惑していると
ｶﾞﾀｯ
と後ろの方から物音がした
「…え？」
と振り返ると
天馬「…」
天馬が真っ赤な顔をしながら立っていた
「は、何で…」
何でいるの
と聞こうとしたけど
天馬「お、お前が…」
という天馬の声が聞こえたから口を閉じた
冷静になって考えると、今までの恥ずかしいの全部天馬に聞かれてた…？
羞恥より、天馬に嫌われるんじゃないか
絶交されるんじゃないかという恐怖で心が埋め尽くされて
自然と目に涙が溜まってきた
天馬「お前が、その…どうしてもって言うんなら
付き合ってやってもいいぞ」
顔が真っ赤だった天馬の顔がもっと赤くなっていた。
「…は？何言ってんの」
「あれ、俺幻覚見えてんのかな…
幻聴も聞こえるし、だったら相当重症だよね」
そういって頬を抓るが痛みを感じる
「あれ？可笑しいな…何でいt」
俺の紡いでいた言葉は
天馬の口によって阻まれて
天馬「…げ、幻覚でも幻聴でもない！
くっそ、すげー緊張してたのにお前いつもいつもムード壊しやがって…」
天馬「だ、だから！
俺はお前の事が…す、好きって言ってんだ！！」
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おれんじ(プロフ) - 瑠音さん» ありがとうございます！更新は凄い不定期ですが頑張っていくのでこれからもよろしくお願いします！ (2017年8月17日 22時) (
レス) id: 416e989416 (このIDを非表示/違反報告)
瑠音 - この作品好きです！天馬くん可愛すぎかぁ…！これからも更新無理せず頑張ってください♪ (2017年8月15日 1時) (レス) id: 378d6e79f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おれんじ | 作成日時：2017年7月14日 16時
