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十九話 ページ21

 
京希視点


「…あれ」


目を覚ますとそこは見慣れない部屋だった。

ベッドから体を起こすと、真ん中で二つに割れていたから恐らく二人部屋の誰かの部屋…


布や針などがあることから、幸君と天馬の部屋か。

と理解する


そうか…あのとき俺、倒れて…


恐らくあのあと天馬が部屋に運んでくれたのか

今度お礼しないと…


と考えていると


ガチャ


というドアノブを回すような音が聞こえた


思わずそっちを見ると


天馬「…!京希、起きてたのか…」


そこには天馬が立っていた


天馬にお礼を言おうと口を開こうとした瞬間


天馬「京希、大丈夫か?どこか痛いとことかあるか…?」


すごいスピードで駆けつけてきた天馬に質問をされた。


「う、うん。大丈夫だよ…」


それよりも顔の距離が近すぎてやばいんですが…?
(鼻と鼻の距離推定2cm)


天馬「…心配したんだぞ。急に倒れやがって…」


か、可愛い…

心配してくれたのか!?俺に!?
嬉しすぎて禿げる…

仕草もいちいち可愛いし天馬は俺を殺しにかかって来ている気がする…

ていうか、さっきから天馬と顔近すぎて心臓うるさいし…

いやいくら可愛いとはいえ、天馬は男。

俺はゲイじゃない。落ち着け俺…

と平常心平常心…

と心の中で唱えていると、あることに気がついた


「…そういえば天馬、ちょっと目腫れてないか…?
大丈夫?天馬こそ怪我とかしてない…?」


というと天馬は急に慌てだして


天馬「い、いや何でもないぞ…!?
あ、そういえばもうすぐ夕飯出来るらしいから行くぞ…!」

といい天馬は勢いよく立ち上がるが、ここは二段ベッド(?)の上の方なので

天井が近く


ゴンッ

という痛々しい音が鳴り響いた。


天馬「いっ…!?」


といいながら涙目でまた屈む天馬を見て
可愛いな…

と思う俺はなかなか重症なのだろうか…
 

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おれんじ(プロフ) - 瑠音さん» ありがとうございます!更新は凄い不定期ですが頑張っていくのでこれからもよろしくお願いします! (2017年8月17日 22時) (レス) id: 416e989416 (このIDを非表示/違反報告)
瑠音 - この作品好きです!天馬くん可愛すぎかぁ…!これからも更新無理せず頑張ってください♪ (2017年8月15日 1時) (レス) id: 378d6e79f7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おれんじ | 作成日時:2017年7月14日 16時

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