気まぐれ為る主人 ページ23
あれから解放されるも、
なんだか、身体の方は解放してくれない。
彼は私を下から眺めるように、
椅子に座り 私を膝の上に、彼の方を向かされて
上に乗らされていた。
｢あの･･･まだ家事のこってるんですが････」
戸惑う私に構うことなく
腰に手を回し、こう言う。
｢好きなんだろ」
突然の言葉に息が詰まりそうになる。
･････しかし彼の表情は一向に変わらず冷淡なままだった。
｢･････好き、なんだと･･思う」
｢何が好きだって？」
なんだか、今日はニヤつきも妖艶に笑う事もしない彼に雰囲気が違う気がする
だけど
そういうのを言わせるんですか。
あぁ、そういう性格なんですね。
いま私の反応見て楽しんでるって所ですよね･･･
｢あ･････あなたが･････アーサーさんが、」
すると、互いの息遣いすら聞こえるくらいの
距離まで抱き寄せられる。
目は合わないが、声の重厚さに
｢････ハッキリ言えよ。あと、さっき敬語使わなかったよな。…今晩は寝かせてやんねーから」
心臓がいつもより速く、速く動いて脈打つ。
ぶっきらぼうに言い放つくせに、どうしてそんな真剣味を感じるんだろう。
不思議な感じ･････
｢ほら 俺が好きって、そう言えるだろ」
結局は言わせたいだけなのかな
恥ずかしいけど、きっと私の気持ちは相違ない
｢･････私、アーサーさんのこと…好きです。
大好き」
｢よく言えました 」
そして本日２度目のキスは
優しい始まりだった。が、
勿論それで終わる彼ではないのも学んでいる
だんだん深く、濃厚になっていく。
彼に乗っている分、支えがない為 踏ん張りも効かないし、アーサーに身を委ねるしかなかったのは
彼の計算の内･････だったりして･････
でもそんな想像も出来なくなるほど
キスは激しくなっていく。
｢んっ･････ふぁ･････ぁっ････っ」
｢･････っ･････ぅん」
舌が割り込まれ、あっという間に私の舌は絡め取られる。
絡め取られ、ひとしきり彼の満足がいったのか
舌は解放されたが、口内をゆっくりと なぞられる。
｢ひゃ･････っ･････あ･･･さ･････っ･････」
息も、絶え絶えに。
彼にすがる。
込み上げる気持ち良さに壊れてしまいそう
強く抱き締められているからか、彼の匂いが香る。･････何かの、花みたいな香り･････
椅子がきしりと 軋んだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 97人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヘタリア」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
葵 - アーサーがかっこいいよぉぉぉぉ(( すみません取り乱しましたw (2015年12月7日 19時) (
レス) id: 9482af0798 (このIDを非表示/違反報告)
輝夜(プロフ) - 葵さん» コメントありがとうございます！これからもどうぞ、よろしくお願いします！！ (2015年10月30日 23時) (レス) id: eeb9acdab9 (このIDを非表示/違反報告)
葵 - アーサーかっこいい///続き楽しみにしてます！ (2015年10月30日 17時) (レス) id: b03ebc546b (このIDを非表示/違反報告)
輝夜(プロフ) - イギリスさん» いえいえ！いつも感想ありがたいです！！ アーサーさんは格好良いイメージが強過ぎて…。楽しんで頂けて嬉しいです(*⌒▽⌒*)これからも頑張りますね！ (2015年9月23日 20時) (レス) id: eeb9acdab9 (このIDを非表示/違反報告)
イギリス(プロフ) - 更新ありがとうございます！！コメント遅くなり、すみません！！アーサーさん、もうかっこいい…！！台詞とかやばいですね！！鼻血が…！！これからも頑張ってください！！ (2015年9月23日 16時) (レス) id: 7d024dd213 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：輝夜 | 作成日時：2015年4月6日 15時
