ウイスキートリオ ページ3
「もう!意味わからない!」
スコッチ「あー…悪い、人工知能を逃さないための操作をしたんだ。」
「失礼な!私は人工知能じゃないわっ!」
バーボン「待て、話についていけない。」
「と・に・か・く!!私は人工知能じゃあないっ!」
私は[勘違いすんな!]と書いてあるボードを頭上に掲げた。
ライ「あー…実はこういう事があってだな。」
ライさんがバーボンさんに何か説明してる間、私はスコッチさんに文句を言い続けていた。
「人工知能ではありませんっ!フザけるなー!お前の携帯データ全部消してやるーっ!」
スコッチ「わかった!悪かったから!」
「データ消されるのが怖くて謝ったでしょ!?ありえない!それでも男か!」
スコッチ「ホントに悪かったから!落ち着け!」
バーボン「つまり…ライはFBIだと。
そしてスコッチの携帯に人工知能の女の子がいきなり現れたと。」
スコッチ「バカっ!コイツに人工知能なんて言ったら…」
「…この金髪ガングロめ。許さん!
このスコッチさんの携帯に入ってるバーボンってアンタのことでしょ!?
動けるようになったら真っ先にアンタの携帯データ消してやるっ!」
バーボン「…すまない。」
頭上のボードの文字を書き換える。
[許してやってもいいけど私を解放しろ!]
バーボン「だが…お前が敵から送り込まれたウイルスでないことが確認できないと解放することはできない。」
「コホン。ではまず、私がここへ来た経路を説明しましょう。
私はネサフならぬスマホサーフィンをしてました。携帯から携帯に移るやつです。
疲れたらネットのクラウドで休みながら…。」
スコッチ「待て、そこがもう理解できない。お前が人工知能じゃないならいつからコンピュータ?ネット上?に存在してるんだ?」
「私、人間だったんです。交通事故に遭って気がついたらこの姿になってました。」
男性3人は頭を抱えてしまった。
「んで、もともとネット民だった私は1週間でネット上を飛ぶ方法を覚えました。ハッキングもできます。
それで、人間として存在している人のスマホに侵入する遊びを始めました。
いい事をしてそうな人の携帯はアップデート、あきらかに悪い事をしている人には…悪戯をしてました。
そしてたどり着いたのはジンさんの携帯です。」
「「「は?」」」
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作者名:ゆうな | 作成日時:2018年1月20日 21時