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次の日。
殺「にゅ！今日も遅刻ですかAさん！」
「うん。遅刻だよ。それで？」
殺「う…まあ、教室に来ただけ良いとしましょう。」
「烏間さん…烏間先生から保健体育は出てくれって頼まれたからね。今日は見学だけだけど見ることは見ておく。」
校庭に出ると、皆んなはナイフを振る練習をしていた。
後ろに人の気配。
振り返るとそこには昨日の赤髪くんがいた。
「…昨日の……」
赤羽「こんにちは。昨日はあの後大丈夫だった？」
頷いておく。
赤羽「そ。それならよかった。」
授業が終わったようだ。
潮田「カルマ君…帰って来たんだ」
赤羽「よー、渚君久しぶり」
ニッコリ笑う赤髪くん。
赤羽「わ、あれが例の殺せんせー？すっげ、本トにタコみたいだ」
殺「赤羽業君…ですね。今日が停学明けと聞いてました」
ここで殺せんせーの皮膚が紫色になる。
殺「初日から遅刻はいけませんねぇ」
赤羽「あはは、生活リズム戻らなくて
下の名前で気安く呼んでよ、とりあえずよろしく、先生！！」
殺「こちらこそ、楽しい一年にして行きましょう」
握手をする2人。
！？
タコの触手が弾けた。
そしてナイフで攻撃をする赤髪くん。
惜しくもそれは避けられるが…
タコの触手を破壊した人は初めてだ。
赤羽「…へー。
本トに速いし本トに効くんだ、このナイフ。
細かく切って手に貼っつけてみたんだけど…
けどさぁ先生。こんな単純な『手』に引っかかるとか…しかもそんなとこまで飛び退くなんてビビりすぎじゃね？
殺せないから『殺せんせー』って聞いてたけど…
あッれェ
せんせー ひょっとしてチョロいひと？」
挑発が上手い。
…ようやく、私の作ったモノが使われたんだな。
茅野「渚。私E組に来てから日が浅いから知らないんだけど、彼、どんなひとなの？」
潮田「2年の時続けざまに暴力沙汰で停学食らって。このE組にはそういう生徒も落とされるんだ。
でも…今この場じゃ優等生かもしれない。
凶器とか騙し討ちの『基礎』なら多分カルマ君が群を抜いてる」
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作者名：れい | 作成日時：2017年12月19日 12時
