赤髪くんと天才科学者 (ページ2)

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対先生物質を仮眠無しで三徹して作り、それを防衛省に渡した。

ここまでは別に良かった。

「はあ？椚ヶ丘中学に通え？」

職員「上からの指示です。対先生物質の開発者なら色々とやりやすいだろう…と。」

「…わかりました。拒否権はなさそうなので引き受けますが……」

ニッコリと笑い、言葉を続ける。

「授業を受けるかどうかは別ですよ。
アメリカとイギリスとフランス、三ヶ国のトップ大学を全て首席で卒業しているんです。
必要な知識ならありますので。」

職員「…奴にそう伝えておこう。」

「thanks.」

手を軽く振り、防衛省の用意した車に乗り込む。

「第1ラボまで送ってください。」

職員「了解です。」

次の日、渡された椚ヶ丘の制服。

…授業、受けずに理科室で実験でもするか。

そう考えながら、朝というべきなのか昼というべきなのか…11:00に家を出た。