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ポアロには“安室さん”がいなくなっても通い続けている。

彼を思い出せるから…なんて女々しい理由で。




「蘭ちゃん!……と、工藤くん!?!?」

新一「おう!名字か。」

「え、久しぶりだね!帰ってきたんだ!」

蘭「帰ってきた…ね。ま、たしかに新一は帰ってきたけれどずっと側にいたのよ?」

「え…?」

蘭「新一、話していいよね?」

新一「ああーっと、俺から話すよ。」



そこで聞かされた話は想像を超えるもので。


「つ、つまり工藤くんがコナンくんだったってわけで…。」

新一「ああ。」

「……じゃあ、私たちは知らない間に仲が良くなってたのね………。
子供の演技、上手かったね。」

新一「ハハっ、まあな。」

「え、じゃあもしかして哀ちゃんも…?」

新一「ご名答!」

「で、でもまさか降谷さんの組織に関わっていたとは…。」



そこからは雑談タイム。

流れで工藤くんとも名前呼びすることになったり、蘭と新一くんの惚気としか思えない話を聞かされたり…。

気がつけばもう夕方。



「じゃあね!」

蘭「ん!またね!」
新一「おう!」









帰り道。

先に来たのは降谷さんではなく救急車だった。

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作者名:れい | 作成日時:2017年11月30日 13時

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