降谷さんと女子高生の記憶 (ページ4)

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大きな組織が潰れたとニュースになった。

直感で降谷さんが潜入していた組織だとわかる。

「やった！」

と言ってしまい、母に

「大きな組織が潰れるなんてすごいね。」

と違う意味で同感されたのは記憶が新しい。

ま、それでも降谷さんとは会えないんだけどね。

その後の処理とか忙しいんだろう。

園子「あれ～？Aだ～～っ！」

「あ、園子！」

久々の外出。

園子ちゃんと会い、お茶をすることに。

園子「降谷さんとはもう会えた？」

「ううん…まだなの。
期待させるようなこと言って去ってっちゃうんだもん。ズルイよね。」

園子は組織を潰すことに協力したので安室さんの正体を知っている。

園子「そっかー。で？期待させるようなことって？」

「……私と降谷さんだけの秘密っ！！！」

園子「あらま、奥様！」

「っ～～～！！！
ああーっとー、ええっと、京極さん帰ってきたんでしょう？どうなの？」

園子「話題を全力で逸らしたわね。真さんはね…実を言うと…プロポーズされましたっ！
高校卒業したら正式に籍を入れるわ。」

「ええーっ！？すごい！やったじゃん！」

園子「まだ皆んなには秘密なんだけどね。Aには先に言っておこうと思って。」

「おめでとう！」

よく見ると、左手の薬指にはシルバーリング。

「お母さん、よく許可したね。」

園子「最終的には園子の選んだ人なら…って言ってもらえた。」

「そっか。いいお母さんだねー！！」

園子は幸せになる。

私は今、それを全力で祝福しよう。