占いツクール
検索窓
今日:49 hit、昨日:121 hit、合計:41,986 hit

しょうへい そのに ページ33

*:.。..。.:+・゚゚・*:.。..。.:+・゚
翔平side









それは、本当に些細なことだった。



『樹、今のめっちゃよかっ、』


友「樹!お前今のやばかったじゃん!」

樹「あー、そうそう、あれめっちゃ練習してさ、」

友「まじか、やっぱすげえな。俺にも教えてくれよー、」

樹「いいよ、笑、後でやる?」


レッスンでのダンスバトル。

俺の声は、最近仲良くなったらしい樹の友達に遮られて届くことは無かった。

スタスタと離れるふたつの背中をなんとなしに見つめる。

本当に、ただそれだけ。





気がついたら、1人個室のトイレに駆け込んでた。






『…っ、あれ、おかしいな、』



それで、泣いてた。

わかんないけど、勝手に目から涙が溢れ出て止まらなかった。
拭っても拭っても溢れてくる涙に戸惑うと同時に、今までうやむやにして目を逸らし続けてたそれに、強引に目を向けさせられたような感じ。




『…っ、なんで、好きになっちゃったかなぁ、っ、』



…気づかないようにしてたのに。

めんどくさいことは嫌いだ。
人を好きになるなんて、それほどめんどくさいことは無いと思い続けていたから、ずっと背けていた。

振り向いてしまえば、もう戻れなかった。

始めて好きになるのが男だなんて思ってもいなかったし、…それがましてや、樹だなんて。


1番仲がいいのは俺なのに、
俺の方が先に喋りかけたのに、
樹は、あいつといる方が楽しい?

わかんない、もうぐちゃぐちゃで、ただと涙と一緒にとめどなく溢れてくるのは、身勝手で真っ黒な"独占欲"。



『…早く戻んなきゃ、』



まだ溢れてこようとするものを奥歯を食いしばって引っ込めて、ひと呼吸ついてから個室のドアを開けた。




『…え?』




樹「あ、翔平、全然戻ってこないから心配できたんだけど…」



っ、なんでいるんだよ、

目の前に現れた、俺の心をついさっき全部奪い取った、というより、ずっと前から奪われてたことをついさっき自覚した、と言った方が正しいんだけど、張本人が心配したような目で俺を見る。


樹「…え、泣いてんの?」

『っ、泣いてない、』


樹「泣いてるじゃん、どうした、?」

『ほんと、なんでもないから…!』


樹を目の前にすると気持ちが溢れてきちゃいそうで、心配してくれた手を振り払ってしまった。









゚・*:.。..。.:+・゚゚・*:.。..。.:+・゚

しょうへい そのさん→←しょうへい そのいち


作者の呟き

リンクちゃんと貼れてなかったごめね


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (102 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
365人がお気に入り
設定キーワード:THERAMPAGE , 藤原樹 , BL   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

白湯(プロフ) - トマトさん» ありがとうございます。完結まで行きつけたのは読者の皆様のおかげです…!本当にありがとうございました。明日辺り、しょへさんのお話をあげる予定ですので、楽しみにしていてください♪ (12月15日 22時) (レス) id: d5016db2f4 (このIDを非表示/違反報告)
トマト(プロフ) - 完結まで書いていただきありがとうございます!途中切なすぎて、本当に泣きました…このお話大好きです!!!山彰さん北人さん海青さんしょへいつのその後も全部気になります…お時間ありましたら書いていただけると嬉しいです!! (12月15日 19時) (レス) id: 30ecbafb1c (このIDを非表示/違反報告)
白湯(プロフ) - さーきーさん» ありがとうございます。色々書きます!完結できたのも読者様のおかげです。本当にありがとうございました。もう少し、お付き合い下さい。 (12月13日 8時) (レス) id: d5016db2f4 (このIDを非表示/違反報告)
白湯(プロフ) - ゆあらむさん» ありがとうございます。楽しんでいただけて何よりです、!続編、前向きに検討させていただきますね。その時はまたよろしくお願いします。笑 (12月13日 8時) (レス) id: d5016db2f4 (このIDを非表示/違反報告)
白湯(プロフ) - Kerooさん» ありがとうございます!拙い文章にもお付き合いいただきありがとうございました!そう言って頂けると作者調子に乗ります…笑、お楽しみに♪ (12月13日 8時) (レス) id: d5016db2f4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:白湯 | 作成日時:2020年10月18日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。