How about you?

ツーショット ページ43

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翔平side








うん、今日も暑い。

俺の嫌いな梅雨も明けて、本格的に夏真っ盛りな季節になってきた。

なんともフェス日和。倒れそう。
まだスタッフさんが行き交うステージをちらりと覗き見て、控え室へと戻る。


…うん、なぜここも暑い。


理由は簡単。



『陣さん、まだ何時間あると思ってるんですか。』

陣「うるさいな！ルーティンやルーティン！」

『暑いっす。』


ハァハァいいながらアップする陣さん。
もはや陣さんの熱気だけで暑い。


『まこー、写真撮ろ。』

慎「いっすよ。」


割と自由な、いや自由すぎる控え室。

フェス自体はもうすぐお客さんが入る時間だけど、俺らの出番は最後の方なのでみんな気ままに過ごしてる。


…もちろん樹も。

ケータイを頬杖を付いて見つめて、たまにスクロールする。あの様子じゃ買い物かなんかか。
…あ、立ち上がった。



慎「翔平さん、撮るんなら早く撮りましょうよ。」

『あ、あぁ、うん。』

慎「…樹さんのこと見過ぎ、笑」

『はっ？！別にそんなんじゃねーし。』

慎「もう、見ててもどかしいっすよ、笑」

『っ、何の話だよ、ほら撮るぞ、』


慎「…まぁ別になんでもいいっすけど。」


何枚か撮ってストーリーに上げると瞬く間にたくさんのDMが来る。
有難いことだよなぁ。


【樹くんのメンション見つけました！慎くんの鼻の穴はやばいです笑笑】


見つかったか、やっぱ早いな。


樹「翔平、通知うるさくなるからやめて。」

『もうそろそろ慣れただろ。』

樹「もうそろそろ飽きたよ。」



大丈夫、いつも通りに話せてる…多分。

できるだけ平然を装って話すのは、本当は心臓ばくばくだなんてバレたくないから。



彰「…翔平、俺とも写真撮ろ。」

『ええ？！やましょーさんとツーショットですかっ？！』

彰「悪いかよ、笑」

『滅相もございませんっ！撮りましょうっ！』


珍しい、笑
今日はモテモテだなぁあはは(
パタパタと駆け寄って行ってやましょーさんが構えてるカメラに映り込む。


彰「なんかおもろいことして。」

『無茶振りが酷い、笑』

彰「はやく。笑」

『ええ〜、』


シャッターを切られる瞬間に渾身の変顔をかますと、爆笑しながらおもんな、と呟くやましょーさん。


『どっちですか。』

彰「ははっ、クソおもんない。笑」

『笑ってるじゃないですかぁ〜！』

彰「は？」

『ひぃっ。』









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謎理論→←なんてね。

作者の呟き

2ndへ続く…

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