How about you?

カオス ページ34

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翔吾side









…カオスだなぁ、笑

ランページがほぼ全員男子トイレの前で屯してたら、どんなに寸前でも違う階に行く気持ちはよくわかる。

ごめんなさいスタッフさん…今入れないんです、

ランペみんなでぺこぺこしながら違う階のトイレにやんわり追い返すこの光景。

カオスだなぁ笑


慎「ちょ、押さないでください、」

彰「しゃーないやろ、」


陸「ねえ見えなーい。」


健「シー！」

陸「あ、ごめん、」


扉を小さく開けた隙間からみんな覗き込んでいるからもう暑いのなんのって。

かろうじてそこそこ見えるポジションはゲットしたため、小声でみんなに実況。


『鏡の前で喋ってる…何喋ってるかは聞こえないなぁ…、』

海「気になる〜！」

『あっ、まって、みんな静かにして！』




翔「なんでそんな意味わかんないことばっかすんの？！」



陣「翔平声でか。」

陸「陣くんもでかいよ。」

陣「ボーカルが何を言うか。」



樹「意味わかんない？何が？」



彰「シラ切るつもりか。シメよかな。」

瑠「怖いよやましょー。」



樹「覚悟しといてって言ったじゃん。」

翔「でもみんなの前で、！」

樹「…嫌ではないんだね。」

翔「はっ？！ちが、」

樹「なんなら今ここでもっかいキスしてもいいけど。」

翔「っ、お前バカじゃないの？！」

樹「至って真面目。」

翔「っちょ、！ま、！」



いっちゃんが翔平の顎に手を添えてゆっくりと顔を近づけていく。



海「きゃー！」

壱「今もっかいって言った…？」

健「待ってケータイ置いてきたって！瑠唯！カメラ！」

瑠「え？これキャメラ回ってる？」

健「ちげーよ！」

L「…」

龍「LIKIYAさん顔真っ赤笑笑」

『みんな静かに！』




「『あぁ〜〜〜！』」



……と、思いきや、樹は寸前で動きをピタリと止めてしまった。



樹「はあ…こんだけやれば満足ですか。」

翔「え…？」


翔平から離れて入口にコツコツと近づいてくる樹。
思いっきり扉を開けられれば、前の方にいた何人かがドタドタとなだれ込む。



「『…バレてた、』」


樹「バレバレもいいとこですよ。早く楽屋戻ってください。」


『「…はぁーい。」』


樹に促されてみんな渋々楽屋へと戻っていく。

そして誰も、必然的にあそこを二人きりにしている事には気づかないのであった。



北「樹上手くやれよ〜。」


嘘。北ちゃんの一言で全員が気づいた。



樹「Uターンしないでください。」









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作者の呟き

2ndへ続く…

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