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悩んでる ページ18

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翔平side








岩「翔平!水飲んで!」

『っ、すんません、あと1回だけ、』

田「だめ。翔吾くん、翔平持ってきて。」

岩「はいはい、」

『え、っちょちょちょ、!』


首根っこを掴まれて田口くんの所まで強制送還される。
翔吾さん、!地味に痛い、
だけど、抵抗しようとしても力は入らなくて。
そのまま目の前に田口くんが立ちはだかって、水の入ったペットボトルを口に突っ込まれる。


『んごっ?!』

田「ほらー、飲め飲めー。」

岩「田口くん荒いよ、笑」

『んがが、!ぶはっ、っ、扱い雑!』

田「仕方ないじゃん、翔平が水飲まないから。」

『休んでられねぇんだって!』

田「だからって飛びすぎちゃダメ。言ったでしょ?」

岩「そーだよ翔平、体壊すよ。」


『…はい、』



二人の押しに負けて、結局少し長めの休憩を摂ることに。
田口くんが新しい水買ってこいとお金を渡してきたので、翔吾さんと一緒にパシられる。
俺と翔吾さんよりは上、という曖昧な認識しかない、いわゆる年齢不詳の田口くんの謎の特権である。


…樹、起きたかな、
まぁあいつの事だし、昼前には目覚めてるか。
飯、朝だからって薄味にしすぎたか…?
樹濃い味の方が好きだっけ、



『っわ、』

岩「ん?躓いたの?大丈夫?」

『…あ、はい、大丈夫です、』


小さな段差に躓いた拍子にはっと我に返る。
っ、なんで俺、こんな時にも樹のことなんか考えて…

ふるふると首を振って、"好きだから"の文字に気付かないふりをした。


自販機の前で2人して水を探していると、ふと翔吾さんが思い出したように口を開く。


岩「ねぇ翔平、」

『なんですか?』

岩「俺が間違ってたらいいんだけどさ、」

『はい?』

岩「悩んでるの、スランプだけじゃないよね。」


『…え、』

岩「あれ?図星?笑、」

『っ、!あ、いえ、そんなこと、』


岩「分かりやすいなあ、笑。まあ無理に聞くことはしないけどね?」


そう笑う翔吾さんは続けて、


「ちゃんとスランプ抜けてからでもいいから、丁寧に解決しなよ?」



"ストレス抱えてるとちゃんと判断できないしね、笑"
スタジオ内の自販機から出てきた水を手に取りながら言って、歩き出してしまう翔吾さん。
それをパタパタと追いかける。


『っありがとうございます、』

岩「ふふ、いつでも相談してねー?」


振り向いた翔吾さんの笑顔は、眩しかった。









゚・*:.。..。.:+・゚゚・*:.。..。.:+・゚

なにも→←田口くん


作者の呟き

2ndへ続く…


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設定タグ:THERAMPAGE , 藤原樹 , BL   
作品ジャンル:恋愛
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苺くぅ - はい!気長に続きをおまちしております。 (2020年10月5日 20時) (レス) id: 079e87463c (このIDを非表示/違反報告)
白湯(プロフ) - 苺くぅさん» ありがとうございます。とても嬉しいですし励みになります。これからもお読み頂けるととても嬉しいです。どうぞご贔屓に。 (2020年9月30日 23時) (レス) id: d5016db2f4 (このIDを非表示/違反報告)
苺くぅ - 面白ろ過ぎます!! (2020年9月30日 18時) (レス) id: 079e87463c (このIDを非表示/違反報告)
白湯(プロフ) - 佐藤 友菜さん» やはりやましょーさんを重要な役に置いてしまう作者です。オンラインライブかっこよすぎたので更新頑張ります (2020年9月21日 6時) (レス) id: d5016db2f4 (このIDを非表示/違反報告)
りー - はい、読み続けます。もうーハマってしまいました(笑) (2020年9月21日 1時) (レス) id: 30b38fa8ac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白湯 | 作成日時:2020年6月14日 7時

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