月の指定席_1（唯月：誕生日） ページ18
今頃、唯月くんたちはみんなに誕生日をこれでもかと祝われているんだろうなあと思うと、なんだか笑みが浮かんでくる。
唯月くんと、遙日くん。今日はそんな二人の誕生日なのだった。昼は仕事で各所を回っていたみたいで、わたしは二人には会えていないけど、阿修くんがＢプロのみんなでバースデーパーティをするんだって言ってた。
「わたしも直接、おめでとうって言えたらよかったなあ」
いつだったか、長期ロケにマネージャーの代わりに付き添ったことがあってから、わたしはなんとなく双子になつかれたという感覚を持っていた。それ以来うちに遊びに来たり、二人でごろごろしてたり、たまに唯月くんだけとか遙日くんだけとかでやって来たり。と言っても何をするでもなく、一緒にテレビ見たり、持ち帰った仕事したり、音楽聞いたり、それぞれの時間をゆったりと過ごすだけなんだけど。
キラキンの部屋はわたしの部屋より数階上にある。天井を眺めながらココアをかきまぜ、賑々しく祝われる二人に想いを馳せた。
と、チャイムの音が聞こえた。キッチンにマグカップを置いて
「はーい」
返事をしてドアを開ける。なんだろう、宅急便だろうか。
しかしそこにいたのはそんな予想とはまるきり別の人。
「…え、うそ」
「お邪魔します」
そう言っていつものように柔らかな微笑を浮かべたのは、他でもない唯月くん。
少しだぼっとした部屋着の肩部分には、クラッカーの名残だろうか、色の付いたテープの破片が付いていた。
驚きで固まるわたしの横をするっと抜けて、勝手知ったるという風に入ってくる唯月くん。
「ふう」
ソファに座って小さく息をついた。と、とりあえず。扉を閉めて、部屋に入る。
「唯月くん、パーティ中じゃないの？」
「うん、そうだけど」
「いやいや、主役が抜けちゃダメでしょ」
「大丈夫。ハルがいるから」
ゆったりと背もたれに体を預けて、ふっと笑みを浮かべる。いや大丈夫じゃないでしょ、と慌てて言おうとするけど、
「Aさん、こっち」
「え」
そっと手を引かれ、抵抗もできずわたしは唯月くんの隣に座る。
「ふう…」
細く息を吐き出して、唯月くんはわたしの体に体重を預けてきた。
月の指定席_2→←#Bプロプラス（龍広、剛士、唯月、遙日、健十、帝人、倫毘沙）
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まほし(プロフ) - 彩乃さん» お返事おそくなりました（汗 イラストいただき、ありがとうございました！！おはなしも気に入っていただけてよかったです〜。良ければこちらこそ、またお願いします＾＾楽しみにしています！ (2017年4月2日 17時) (
レス) id: 98138b6672 (このIDを非表示/違反報告)
彩乃 - ふぁぁぁぁイラスト使ってくれてありがとうございます!!ヤバいです素敵です全然大丈夫です!!!!!!!!普通に嬉しいです。ありがとうございます〜!!私が想像してた通りというか、想像以上だったので嬉しいです…!!ありがとうございました…!!良ければまた描きたいです!! (2017年3月31日 17時) (レス) id: 6d74871b62 (このIDを非表示/違反報告)
まほし(プロフ) - Ｂ−ＰＲＯ大好きおじさん(笑)さん» 最初からずっと…！ありがとうございます！！これからもよろしくお願いいたします。そして北門さんお誕生日おめでとうございますっ！！ (2017年3月29日 22時) (レス) id: 98138b6672 (このIDを非表示/違反報告)
Ｂ−ＰＲＯ大好きおじさん(笑) - みじかいゆめを最初からずっと見てます！！！倫くん誕生日おめでとう！！ (2017年3月29日 15時) (レス) id: 69007943fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まほし | 作成日時：2017年3月26日 10時
