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こたつんつん_1(剛士) ページ43

1人暮らしの家に置かれたこたつは当然一人用で、だから二人で入ると必ずどこかしらぶつかってしまう。こたつの中でじっと動かなかったら、一部分に熱が当たりすぎて熱くなってしまうので、わたしはちょくちょく足を動かしていた。なるべく、向かいに座って雑誌をめくるあいつに当たらないようにするんだけど、そこはやっぱり一人用のこたつ、温かい場所はキープし続けようとすると、あいつの足に当たってしまうのだった。

「あ、ごめん」
「ん」

ぶっきらぼうに、こっちを見もせずそんな一言で済ませた剛士。…関心を寄せられてない感じがして、ちょっとムカついたので、心の中でえいっと言ってまた足を動かす。もちろん、剛士に当たるのも織り込み済みで。

「うわ、また。ごめん」
「ん」

わざとらしい言葉にもやっぱりそんな無愛想な返事。眉ぴくりとも動かしやしない。何よ、何よ。人んちに押しかけてきといて、その態度は。
私はぷくっと頬を膨らませた。剛士が構ってくれないことなんていつも通りだし、私もさっきまでは小説を読むのに夢中だったけど、でもでも。一度構ってほしい欲が出てきてしまったら、もう遊んでくれるまで引っ込まない。ごうしー、と心の中でつまらなさそうに呼びかける。

「えい」

今度は当たったふりでもなんでもなく、こたつの中で剛士の足をつついてみた。「ん」剛士はそれでも雑誌から目を離さない。むむっ。いよいよむくれてきて、わたしはもう一度「えいっ」と軽く剛士の足を蹴とばした。

「んだよ、さっきから」

ここでようやく、雑誌から顔を上げる。ぎゅっと眉をしかめていた。わたしはむくれた顔のまま「えい、えい」と剛士の足を蹴り続ける。

「だから、なんだよ」
「かまえー」

えい、えい。軽く蹴るのを続けていたら、「…ったく」と剛士は雑誌を閉じた。

「うら」
「あ」

こたつの中で、剛士の足がわたしの足を挟み込み、動きが封じられた。むー、動かそうとしてみるも、無駄だった。

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設定タグ:B-project , 夢小説 , 金城剛士   
作品ジャンル:アニメ
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速水ヒロcv前野智昭love♪(プロフ) - 面白かったです!!ごうちん格好いい(*´∀`) (2018年7月10日 21時) (レス) id: 5e287a4c41 (このIDを非表示/違反報告)
織目亜華璃 - 帝人が!帝人が〜〜〜!ヤバイデス!!トゥンク!! (2017年4月29日 14時) (レス) id: cd6be38c23 (このIDを非表示/違反報告)
彩乃 - まほしさん» ですよね…!!はい、また携帯買ったらお知らせ致します(笑) (2017年2月27日 18時) (レス) id: 39f7ff3018 (このIDを非表示/違反報告)
まほし(プロフ) - 彩乃さん» Twitterって公式非公式いろいろ情報入ってきて楽しいですね。機会がありましたらぜひ〜^^ (2017年2月21日 23時) (レス) id: 98138b6672 (このIDを非表示/違反報告)
彩乃 - んんBプロプラス素敵ですね…!!!Twitterはまだ携帯持っていないので見るしかやってませんが、その内お話したいなぁ、とか…() (2017年2月20日 12時) (レス) id: 39f7ff3018 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まほし | 作成日時:2017年1月16日 13時

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