がんばれ剛士くん_2 ページ5
「すごいね。僕、ほんとに『ぐっ』って言う人初めて見たよ」
「うるせえよ」
「でもでもー、僕もわかっちゃった。どうりで恋する乙女みたいな雰囲気がしたわけだ」
「おまえら…っ！」
立ち上がって二人を睨み付けるも、頬がほんのり赤いため、迫力が削がれている。健十はふふんと鼻で笑った。
「で、どうしたの。この俺が相談に乗ってあげてもいいよ」
「ざけんな、誰がお前になんか」
「ええー、じゃあごうちん、僕たち以外に相談できる人いるの？」
「………」
悠太の言葉に、固まる剛士。数秒間止まったあと、へなへなと力無く椅子に座り、そのまま机に突っ伏した。
「…いねえ」
「でしょ？」
うー、とくぐもった声でうなり声が聞こえてきた。喋るかどうかを考えているようだ。
「お前ら、外に漏らすんじゃねえぞ」
「はいはい」
「特に阿修」
「ごうちんの大事な話、しゃべんないよー。失礼な」
真面目な声音でそう言う悠太の表情は楽しげだ。
剛士は、机に突っ伏したまま、弱々しい声で話始めた。悠太と健十は身を乗り出して声をひろう。
「俺…あいつのこと、その、好き、みたいなんだが、」
「知ってる」
「見てたらわかるよね。ごうちん、Aちゃんには人一倍つんつんしてるし」
「うっ」
声を詰まらせる剛士に、「それでそれで？」と悠太がわくわくしながら催促する。
「それで…」
「うんうん」
「さっき、あいつの好みを、たまたま聞いちまって」
「ほお。なんて？」
「……『優しい人』」
ああー、と二人の声が重なる。
「それでショックを受けてたんだね。なるほど」
「剛士はAには全然優しくできないからな。ま、自業自得ってやつだ」
「…優しくって、どうすりゃいいんだよ。つか優しい俺ってキモいだろ。絶対」
「確かに」
うう、と自分で言って自分で傷ついた様子の剛士。
でもでも、と悠太が明るく言う。
「たしかに今はつんつんごうちんだけど、これから優しいごうちんを練習していけばいいんじゃない？」
「キモい呼び方すんな。…どうやってだよ」
「女の子に優しいといえば、やっぱりケンケンでしょ？だからケンケンの話し方を真似してみたら、ちょっと優しくなれるんじゃないかなあ」
悠太、遊んでるだろ。健十の視線に悠太はぱちんとウインクをかます。
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速水ヒロcv前野智昭love♪(プロフ) - 面白かったです！！ごうちん格好いい(*´∀`) (2018年7月10日 21時) (
レス) id: 5e287a4c41 (このIDを非表示/違反報告)
織目亜華璃 - 帝人が！帝人が〜〜〜！ヤバイデス！！トゥンク！！ (2017年4月29日 14時) (レス) id: cd6be38c23 (このIDを非表示/違反報告)
彩乃 - まほしさん» ですよね…!!はい、また携帯買ったらお知らせ致します(笑) (2017年2月27日 18時) (レス) id: 39f7ff3018 (このIDを非表示/違反報告)
まほし(プロフ) - 彩乃さん» Twitterって公式非公式いろいろ情報入ってきて楽しいですね。機会がありましたらぜひ〜＾＾ (2017年2月21日 23時) (レス) id: 98138b6672 (このIDを非表示/違反報告)
彩乃 - んんBプロプラス素敵ですね…!!!Twitterはまだ携帯持っていないので見るしかやってませんが、その内お話したいなぁ、とか…() (2017年2月20日 12時) (レス) id: 39f7ff3018 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まほし | 作成日時：2017年1月16日 13時
