検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:6,007 hit

2.昼休み ページ3

午前中の授業が終わり昼休みの時間になった。
僕達は教室から屋上に移動した。

「ノア、やっぱり学校辞めてもいい?」

「若、今の世の中は中卒でも就職は大変だそうですよ?若は・・・」

だんだんとノアの声が小さくなってきた。

「はいはい。ストーップ、あれはノアは悪くないって。僕がもっと早く気がついて処理しなければいけなかったんだから」

「またその話?」

クスクスと笑う声と一緒に聞きなれた声が聞こえ、聞こえた方を見るとふわふわと浮かぶ人がいた。

「ヘルメス・・・なんかよう?」

「ようありだよ。2人とも弁当忘れてたでしょ?」

完全に弁当の存在を忘れていた僕達は弁当を受け取った。

「忘れてた。ヘルメス今は仕事中じゃなかったのか?」

「まぁ、そうだけど。君宛の手紙がいくつかあったついでにね。」

勿体ぶるようにひらひらと手紙を見せる。

「何かいい情報無かった?」

「君が望む情報は見つからなかったよ。それ以前に桜雪の御両親に関わりのある人は表から消えただけと思っているようだね」

ヘルメスはやれやれと困った表情を浮かべる。
僕が貰った手紙はおそらく依頼関連の手紙だと予想ができる。
‘‘それじゃあ’’と言い残して風のように飛んでいった。
よくあの速さで髪や服が乱れないのが気になる。
ヘルメスから受け取った弁当を食べ始めた。
皆はこの味が好きだと言うけど僕にはよく分からない。
一般的な味付けにしているのに。

「若の優しさが入ってるんですよ。」

‘‘声にでてました’’と真顔で言う。
声に出てたか。優しさなんて入れてない。
まぁ、いいや・・・・いや良くないか。
さっきから屋上の入口から誰かの気配を感じる。



「ねぇ、そこにいる人達。隠れてないで出てきたら?」

そう言うと扉が開き入ってきた

「ジン。ばれてるぞ」

「あんなに耳をたてるから」

「メグミ、闇狐。ちょっと言い過ぎやないか?」

クラスにはいなかった人達だ。
おそらく他の組の人か上の学年だろう。

「盗み聞きする気はなかったんやけど、ちょっと話が気になってな」


「・・・・そう。あなたがたが僕に何を聞こうが教える義理はない」

部外者に余計なあれこれは言われたくない。

「普通はそうやな。自己紹介忘れとったわ。俺は禍津ジン。隣にいんのが俺のバディ包蔵過心闇狐と真間雁メグミや」

「ジン。勝手に紹介しないで」

‘‘すまんすまん’’と謝る禍津をみてると、その素振りが過去の記憶を脳内によぎった。

3.否定→←1.仲良くする気は無い


ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーバディモンスター

裏・一角獣王 カゲジウン


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.7/10 (9 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
5人がお気に入り
設定タグ:バディファイト , フウカ , 龍炎寺タスク   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ねこメ - 続きが楽しみです!! (2017年11月11日 16時) (レス) id: d4dd6e8dd6 (このIDを非表示/違反報告)
ハイビスカスティー(プロフ) - 面白いです!!更新ファイトです!!!! (2016年6月4日 20時) (レス) id: 751079c258 (このIDを非表示/違反報告)
ワンコ - 面白かったです!!これからも楽しみにしてます! (2016年4月11日 21時) (レス) id: 5aab864791 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:フウカ | 作者ホームページ:http  
作成日時:2016年4月9日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。