0.プロローグ ページ1
「・・・・」
1人の少女がある建物の前で立ち止まっていた。
その少女の名前は白月桜雪。名前は男の子みたいだが、れっきとした女である。
少女の前にある建物の名前は‘‘相棒学園’’
相棒学園はバディファイター育成に置いては屈指のエリート校である。
その校舎の前に立つ少女もバディファイターである。
「・・・・・・・・・・・帰ろ」
何を思ったのだろうか。少女は目の前にある校舎を後にして帰ろうとし始めたのだ。
「若、駄目です」
それを阻止するかのように1人の少女が止めた。
桜雪は嫌そうな表情をし止めた少女に答え返した。
「ノア。僕は行かなくてもいいだろ?母様から充分な教育は受けた。それはノアも知っているだろ?」
「若、確かに雪葉様からの教育を受け、社会に通用する学力をつけている事は分かっています。しかし、日本の法律、小中学校の義務教育がある以上、避けることはできません。」
止めた少女。いや、桜雪のバディモンスターの方舟の守護神ノアは当然であるかと言うように真顔で答える。
「・・・・・はぁ、わかったよ。行けばいいんだよね。行けば」
諦めたかのように桜雪はため息をこぼし、ノアの方に向いた。しかし桜雪の目は鋭く光を宿していなかった。
「ノア、僕は君がクラスの中で友達を作れとか言われても僕は作らない。仲良くする気は無い」
「若、いつ私が友達を作れと言いました?若の事はよく知っていますから、いちいち言いません。第一私も友達を作る気はないですし、仲良くする気はありません。」
ノアは淡々と桜雪の問いかけに答える。
それを聞いた桜雪は面白そうに笑った。
「やっぱりノアも同じような事考えてたんだ。ここで時間を潰しては行けないから、学校に入ろうか。」
「そうですね。」
2人は話終えると学校の中に入って行った。
動き始めた歯車は何を動かし、何を起こすのかは彼女達は知らない。
その歯車が酷く悲しい未来に動き始めたことに・・・
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーバディモンスター
裏・一角獣王 カゲジウン
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ねこメ - 続きが楽しみです!! (2017年11月11日 16時) (レス) id: d4dd6e8dd6 (このIDを非表示/違反報告)
ハイビスカスティー(プロフ) - 面白いです!!更新ファイトです!!!! (2016年6月4日 20時) (レス) id: 751079c258 (このIDを非表示/違反報告)
ワンコ - 面白かったです!!これからも楽しみにしてます! (2016年4月11日 21時) (レス) id: 5aab864791 (このIDを非表示/違反報告)
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