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明日の放課後に追試があるから
勉強をしないとなのに...机に座って何もせず2時間くらい時間が経っている。
(ハァ...)
”来年受験だろ？だから、今後悔しないようにやりたいことに力を注ぎたいんだ。”
優太の言葉が永遠と頭の中でリピートされる。
(やりたいこと..か。)
思い切って白紙のノートにやりたいことを箇条書きで書いてみる。
-ダイエット
-美容院で髪を切る
-朱莉と買い物に出かける
-ぶかつ...
部活とかっこつけて書いてみたものの、
すぐに横線で消した。
私は優太と違って特に部活に力を注いでいるわけでもない。
もちろんコンクールで入賞したりできたらうれしいけど...
青春を部活に捧げるほどでもない。
じゃあ...
私って結局なんのために高校生活を送っているのだろ。
-恋愛がしたい
優太と別れたばかりだというのに...
まだ恋愛がしたいなんて書いた自分は...頭いかれてるんかな。
(でも...やっぱりドキドキしたいな。)
ふと、�盒兇�んの顔が頭に浮かんだ。
あ「�盒兇�ん、今頃なにしてるんだろう。」
体調崩してからの夏休み中は、野球の応援にも部活にも行かなかった。
だから�盒兇�んには二週間ほど会っていない。
この前のバスの中でのことは今でも信じられない。
あ「それよりもまず、お礼言わなきゃ。」
とりあえず明日は放課後に追試があるけど、
終わったらすぐに部活に向かうことに決めた。
(追試に受からなきゃいつまでも部活に行けないじゃん。)
そう気づいた私は、
ぼーっとしていた2時間を取り戻すため、
ペンをようやく走らせた。
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作者名：秋風 | 作成日時：2021年12月9日 5時
