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残念ながらクラスはまた違うけど、
優太とは付き合っているわけだし、時間さえ合えばいつでも会うことが出来る
早速今日は優太も私も放課後に部活がないので、
下駄箱で待ち合わせして、そのまま優太の家に行くことになっていた。
(あぁ、もーう！！約束してる時に限って先生の帰りの話が長いんだよな..)
下駄箱にすでにいるという優太を5分くらい待たせてしまっている。
一緒にいる時間を1秒でも多く過ごしたい私は、
“さようなら”の言葉の途中でサーっと教室を出て、
走っちゃいけない廊下はめちゃくちゃ早足で歩く。
中庭を通過すれば下駄箱にショートカットができるため、
そのまま中庭を目指して歩くと…
中庭に植えられている木をボーっと見上げ立っている一人の男子が目に入る。
自身の学生生活の中で
中庭の木をまじまじと眺めている人初めてみた。
歩くスピードは変わらず早歩きなものの、何か気持ちはその男子が気になって無意識に目で追ってしまう。
すると
その子も私の存在に気づいたようで目が合ってしまった。
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作者名：秋風 | 作成日時：2021年12月9日 5時
