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「久しぶりに虹坂来たけど結構急やな。」

智「せやねん!やから芝生広場に人居らんねん」

「あー!そうゆう事ね」

智「ただ、最近運動してへんから体力が心配や」

「しんどなったら言うてな!」

智「分かった!よし!頑張ろ!」







登り始めて数分後とも子が立ち止まった。

智「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、」

「え!?とも子!?大丈夫か!」

智「はぁ、ごめ、喘息持ちやから、息、上がりやすいねん、はぁ、」

無茶苦茶苦しそう。

とも子の背中を摩る。

「今日はやめとくか?」

智「いや、ちょっと休憩したらいける。」

「んー、じゃあはい、乗って?」

俺はおんぶの体制に入る。

智「うぇ!?そんな悪いし、しげの体力なくなってまうって!」

「いや、そんな登山みたいな程でもあらへんし
俺色んなスポーツやってたから体力は自信あるねん!」

智「うぅ…ごめんなぁ。」

「とも子?そういう時はありがとう!」

智「あ、ありがと」

「よし!いくでぇ〜」


あとちょっとでてっぺん!って時にとも子が

智「よし!降ろして!」

「なんで?またしんどなるんちゃん?」

智「でも、てっぺん到達するときは自分で到達したいやん?」

「うわっ!いい所取りやぁぁ!」

智「おんぶしてくれて、あ、ありがとうな
だ、大毅」

え、今

「大毅って言ったぁぁぁぁ!」

智「もう!しげうるさい!」

「しげに戻ったぁぁぁぁ!」

智「…もぉ!ほら行くで!」





「うわ!てっぺんの景色最高やなぁ!」

智「まぁ、今から降りるねんけどな」

「ここで見ても綺麗や思うねんけど」

智「しげはまだまだやねぇ、降りたとこが暗がりになってるから綺麗に見えるねん。」

「くそぅ!俺の努力がぁ!」

智「そんなんどうでもよくなるぐらい綺麗やから」

「俺、綺麗より、可愛いのが好きやもん」

智「女子か」

「ちゃいますぅ、女の子の話ですぅ」

智「急に恋バナ始めるとこも女子か」

「うぇーん、しげちゃん泣いちゃうで?」

智「はいはい、ほらいくで?」

そう言って俺を見つめながら笑うとも子。

「まって、今のとも子の顔めっちゃ可愛いかった!もっかい見せて!」

智「は、恥ずいって」

何何何、可愛過ぎんねんけど。

「よし!行こか!」

智「なぁ?しげ?」

上目遣い。はい、逮捕ー!可愛すぎの刑で逮捕ー!

「ん?どした?」

智「おんぶしてくれてへん?」

「よし!したろ!」

智「…お姫様抱っこしてって言うてないねんけど?」

「うん!知ってるで!」

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(名前)かこ(プロフ) - 更新待ってます! (2019年11月14日 17時) (レス) id: e4df3d7976 (このIDを非表示/違反報告)
小雨(プロフ) - pikoさん» うわぁぁぁ!覚えて下さってる!嬉しすぎます!pikoさんに大好きなんて……恐縮です嬉しすぎます…これからも更新楽しみにしてます! (2019年6月26日 22時) (レス) id: b644cbd46d (このIDを非表示/違反報告)
piko(プロフ) - 私このお話大好きで毎回更新楽しみにしてます!!しかも、どこかで見たことのある作者様のお名前...と思ったら、私の作品の方にコメント下さってましたよね!?びっくりしました笑 これからも更新楽しみにしてます^^* (2019年6月26日 22時) (レス) id: bf6e15df55 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小雨 | 作成日時:2019年5月29日 16時

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