あの夏のように

六話 ページ8

A視点

あーやばい。緊張する。
まあ、いつもより勉強してたから大丈夫かな。

先生「テスト、始め‼」

今日は一日中テストの日。
一回だけでも疲れるのに何回もやるってもうオワタw
そんなくだらないことを考えながらテストを進める。
大丈夫かな、ぷちぷちくん。

〜放課後〜
ぷ「あーやっっと期末終わった‼」
『ふへ〜疲れた〜。』
しゅんは全然平気そうで、羨ましい。

し「2人ともほんと頑張ってたよね。赤点は取ってないんじゃない？」

『だといいんだけどな。』

ぷ「まあ明日結果でるからな。俺は多分大丈夫だと思うけど。」

私より頭悪いくせに、その余裕どこから出るんだろう。

し「ぷっちーで大丈夫なら、きっとAも大丈夫だよ。」

ぷ「俺、悲しいんだが。」

し「ごめん。あ俺家こっちだから。またね。」

『また明日ー。』
ぷ「ばいばーい。」

2人だけで歩くのって小学生以来だなー。
なんか懐かしい。

ぷ「夏祭りさ、どこで待ち合わせする？」
2人になると、いつも夏祭りの話で持ちきりだ。

『うーん…。噴水公園にする？』

ぷ「ok。懐かしいな。」

噴水公園で、よく遊んだもんね。

ぷ「俺、家あっちだから。またな。気をつけろよ。」

『ぷちぷちくんも気をつけてね。また明日。』

1人で家に向かって歩いていく。

あ、そういえば5年前に着てた浴衣はもうきれないよね。
お母さんから浴衣借りよう。

私が浴衣着て行ったら、ぷちぷちくんびっくりするかな。

『ふふっ。』

早く、土曜日になんないかな。

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