十話 ページ13
ぷちぷち視点
俺は今、大好きな女の子と手をつないで歩いている。
それも、恋人つなぎで。
俺は今、すごいドキドキしてる。
やっぱり、Aのことが好きなんだなぁ。
『ねぇ。ぷちぷちくん。』
ぷ「ん？どした？」
君は、先ほど買っていたいちご飴を持ちながらこちらを見ている。
『そろそろ花火の時間じゃない？神社の石段のとこ座って見ようよ！』
ぷ「そうだな。じゃ、行くか。」
石段のところは毎年人が俺たちしかいなくて、お気に入りの場所だった。
俺たちは早足で石段へ向かう。
ちょうど座った時に花火が始まった。
『わぁ…！』
ぷ「おぉ…！」
しばらく俺らは何も話さずに花火を見ていた。
『あ、もう終わっちゃう。』
気がつくと、いつも最後に発射される大きな花火が空に咲いていた。
花火が終わると、この夏祭りも終わる。
言わなきゃ。
この機会を逃すと、もう言えなくなる。
ぷ「A…あのさ…。」
『ん？何？』
ぷ「俺、Aのことが好きだ。
小6のあの時からずっと好きだった。
俺は、Aの全部が好き。
バカなところも、すぐどっか行っちゃいそうになるところも。
俺は、未風Aが好き。
俺と…付き合ってください。」
『私も、あの時からずっとぷちぷちくんのことが好きだった。
私でよければ、よろしくお願いします。』
俺は、君の顔を見る。
君の顔は月明かりに照らされていて、
とてもとても、
綺麗だった。
『じゃ、そろそろ帰ろう。』
ぷ「そうだな。あ、家まで送ってくよ。」
『ありがとう。』
俺らは、他愛のない話をしながら家路についた。
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獅穏@しおん - まっちゃさん» ありがとうございます！(元緋奈)獅穏@しおんに改名しました。他にも小説書いてるんで、よろしければ見てみてください！ (2021年1月14日 8時) (
レス) id: c5afbb728f (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ - 初めて見させて頂いたんですが、感動しました！このメンバーが大好きなので、嬉しいです！ (2021年1月13日 22時) (レス) id: 8e9c19a797 (このIDを非表示/違反報告)
緋奈 - 深影/ミカゲさん» 深影さん、教えてくれてありがとう。無意識のうちに僕にしてました。うちも深影さんの小説大好きです。 (2020年12月10日 17時) (レス) id: c5afbb728f (このIDを非表示/違反報告)
深影/ミカゲ - しゅんさんは、僕っ子ではなく俺っ子ですよ〜。細かくてすみません。とてもストーリーが好きです！更新頑張ってください！ (2020年12月10日 10時) (レス) id: ba68ca19cc (このIDを非表示/違反報告)
緋奈 - るあさん» るあさん、教えてくれてありがとうございます。直しますね。 (2020年12月8日 19時) (レス) id: c5afbb728f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緋奈 | 作成日時：2020年11月30日 20時
