仕事事情.4 ページ10
久しぶりに家の布団で寝た気がする。
寝癖を手で撫でつけながら、ちらりと時計を見た。
｢……ちょっと寝すぎたかしらね｣
時計は既に11:30を指しており、机の上には冬美さんお手製の焼きそばがラップをした状態で置いてある。
三徹目だったからか、仕事から帰ってきた途端布団に倒れ込んだ。途中食事や風呂で起きたりもしたし、今朝も朝ごはんを作るのに少し起きたが、
｢流石に眠かったのね……ふぁ………｣
欠伸をしながら、眠気覚ましに水を飲む。それから
｢………あら？｣
今朝作ったお弁当が、電子レンジの上に置きっぱなしになっていた。冬美さんの大きさでもないし、おじさんの弁当箱でもない。
ということは────
｢あの馬鹿！｣
口から出たのと同じタイミングで、無神経に軽快なスマホの着信音。電話に出ると案の定焦凍だ。
『すまん、弁当家にないか』
｢あるわよ。アンタ、忘れていったのね｣
『ごめん。今朝寝坊して慌ててたから』
多分それは私のせいだな。
いつも家の皆を起こして回っているのは私だが、流石に今朝は冬美さんに起こされた。
そのため、今日は全体的に皆の起床時間が遅かったのだ。
『……届けてくれないか』
｢…………｣
まぁ、そうね。お昼ご飯無かったら焦凍も困るし、それで人に迷惑かかったら事だものね。
｢……仕方ないわね｣
『……！ありがとう、待ってる』
電話の向こうでそう言う焦凍。
切ろうとすると、それから──と続けた。
『ちゃんとお洒落して来てくれ』
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漱(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» リクエストありがとうございます！なるべく早く書きます！ (2018年8月19日 20時) (
レス) id: 7bc15f0ad8 (このIDを非表示/違反報告)
漱(プロフ) - (っ･ω･)っ.｡.:*･ﾟていっさん» 暖かいお言葉ありがとうございます！もう少しだけ続けることにしましたのでよろしくお願いします…！ (2018年8月19日 20時) (レス) id: 7bc15f0ad8 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - ステイン様に溺愛されたいです (2018年8月18日 21時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
(っ･ω･)っ.｡.:*･ﾟていっ(プロフ) - 引退しないでくださいぃ〜｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡あなた様の小説が大好きなんです！これからも書き続けてください！m(_ _)m (2018年8月6日 10時) (レス) id: bca02744cb (このIDを非表示/違反報告)
ミラ - お返事ありがとうございます*><*デク君のピュアさと勇気ある行動のギャップいいですよね (2017年8月18日 23時) (レス) id: 8d82904fc2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：漱 | 作成日時：2017年7月18日 19時
