Coffee33 ページ34
Aは、次の瞬間、爆豪へと突っ込んでいく。
｢自爆行為だぞ…？｣
モニターでそれを見ていた俺は、手に汗握りながら、思う。やはり外に出て直で見ようか？
｢……！｣
席を立ち、部屋を出ようとした瞬間、モニターにはとんでもない映像が流れていた。
Aが正面から突っ込み、他の三方からも水の塊が押し寄せていた。
爆豪が、焦ったような顔をする。
奴は基本的に両手で爆発を起こしているのだから、1度に爆破できるのは二方面までだ。仮に回転したり動いたりしても、三方面まで。つまり、どれか一つは当たるだろう。それがAの作戦だろうか。
俺は部屋を飛び出すと、走って観客席へと向かった。
Aの特攻は、爆豪により阻止された。
爆豪はまず、左右の水の塊を爆破で散り散りにし、掴みかかったAを力任せに掴み、後方の水の塊もろとも投げつけた。水は床に飛び散り、そのままだ。
水がそれ以上動かないことが、もうAに戦う体力がないことがわかる。
｢がっ……｣
床に叩きつけられたAが呻く。立ち上がる暇もなく、爆豪が倒れているA向かって爆破をした。観客席から悲鳴が上がる。
｢へっ、雑魚が｣
吐き捨てる様に言う爆豪。主審のミッドナイトが、Aに近寄ろうとした瞬間──
｢っぐ………!?｣
殴り倒すように、大きな氷の塊が平行移動して爆豪の体を弾いた。
ゆらり、と砂埃の中からAが立ち上がった。
｢全く……慣れないことをするとこれです…｣
｢まさかまた……こんなことをすることになるだなんて｣
Aが、自分の首に巻かれた包帯を取る。それは風に乗って、何処かへと飛んでいく。
｢でも──これが私の全力ですから｣
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漱(プロフ) - ののさん» コメント＆ご指摘ありがとうございます。オリフラは外させていただきました。更新頑張ります！ (2017年6月8日 7時) (
レス) id: 7bc15f0ad8 (このIDを非表示/違反報告)
漱(プロフ) - てくさん» ご指摘ありがとうございます。うっかりしておりました、申し訳ございません。オリフラは外させていただきました (2017年6月8日 7時) (レス) id: 7bc15f0ad8 (このIDを非表示/違反報告)
のの(プロフ) - とっても面白いです！更新楽しみに待っていますね。(あと私からも、フラグは外しましょう〜ってことだけ) (2017年6月7日 23時) (レス) id: 16d5514cae (このIDを非表示/違反報告)
てく - 違反になりますので、オリジナルフラグを外していただけませんか？ 作品作成のルール・注意点・ガイドラインにも載っていますのでおめ通しください (2017年6月7日 20時) (レス) id: dbfc4f8321 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：漱 | 作成日時：2017年6月7日 19時
