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運ばれてきた飲み物に1口つけて、麗日さんが思い出したように言う。
「そういえば、自己紹介がまだだったよね。私は麗日お茶子！デクくん……緑谷くんのクラスメイトなんやーよろしくね！」
「俺は飯田天哉、麗日くんと同じく、緑谷くんとはクラスメイトだ」
「正化学園高等部一年の心音Aです……緑谷くんとは、小学校の途中まで一緒でした」
そこまで言って、俯いてしまう。
「すみません、私、人見知りで……喋るのが、得意じゃなくて……」
申し訳なさそうにそういう。麗日さんと飯田くんが気にしないでと言って、ありがとうございますとぎこちなく微笑んだ。
「僕、ちょっとトイレに行ってくるね」
.
「幼稚園の頃から爆豪くんは爆豪くんだったんやね……」
「こわかったです」
戻ってみれば、麗日さんとAちゃんは仲良さそうに話していた。これが女子トークか。
飯田くんも積極的に話はしないものの、時折少し笑ったり、ツッコミを入れる。
なんだか大丈夫そうだ。席へ座る。
「そういえば、Aちゃんはどうしてデクくんと仲良くなったの？」
「えっと……」
Aちゃんが僕の方をちらりと見た。
ああそっか、Aちゃんと僕が仲良くなったのは──僕が無個性だったから。のはず。
母親には個性が突然出たとは言ったが、あまり僕が無個性だったのがバレるのは良くない。と思う。多分。
テーブルの下で小さくバツを作ると、彼女もテーブルの下で指で丸を作って返してくれる。
「えっと、幼稚園の時かくれんぼでね───」
なんだか秘密のやりとりみたいで、少し嬉しくなった。
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漱(プロフ) - みかんさん» コメントありがとうございます！少し語感が悪かったので返させていただきました！デク君落ちの小説少ないですよね！更新頑張らせていただきます！ (2018年8月21日 23時) (
レス) id: a1b019c15f (このIDを非表示/違反報告)
みかん - あれ？題名代わりました？緑谷くん落ちの作品が少なかったので、ありがとうございます。これからも更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2018年8月21日 21時) (レス) id: 4c9134da1a (このIDを非表示/違反報告)
漱(プロフ) - みかんぽんずさん» コメントありがとうございます！とっても嬉しいです！更新頑張ります！ (2018年8月20日 16時) (レス) id: 7bc15f0ad8 (このIDを非表示/違反報告)
みかんぽんず - 序盤ですが、とっても素敵です…！緑谷くんと夢主ちゃんが今後どうなるのか、ドキドキです！（笑） (2018年8月20日 10時) (レス) id: ebb094bbec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：漱 | 作成日時：2018年8月18日 20時
